コーヘイ

重賞展望

日記


今週末は2024年最初のGⅠフェブラリーS。他にも京都牝馬S、ダイヤモンドS、小倉大賞典と重賞4つ。

【フェブラリーS】馬場が速かったのと中盤緩んだことで前後半ほぼイーブンになった22年、インティのスロー逃げの19年とイレギュラーはあるけど千四以下を主戦場とする馬たちも出て来ることもあって基本はテンの3F34秒台半ばで中盤2Fは24秒台と少し緩んで直線再加速しながらも上がり3Fは36秒前後というのが基本形。根岸Sほどではないけど差しもまずまず決まるレース。このコースの時は毎回書いてるけど、大箱ワンターンでJRA唯一の1600mという距離設定に加え芝スタートと特殊条件だらけやからリピーターがとにかく生まれやすいのが特徴。上級条件のコース実績馬は押さえておいて損はないはず。血統ではスピード型ミスプロ系、ストームキャットやヴァイスリージェントらスピード型ノーザンダンサー系、エーピーインディ系といった大枠での米国血統がとにかく目立つ。ゴールドアリュールも悪くない。

先述したように立ち回りの上手さや後半要素が問われるチャンピオンズCやタフな地方交流重賞2000が合わへんようなタイプが得意なこのコースに戻ってパフォーマンスを上げるのを狙うのがセオリーやねんけど今年は前年覇者のレモンポップはサウジ遠征、同コースのグリーンチャンネルC勝ち馬のオメガギネスは登録はしてるけど除外対象、直結しやすい根岸S勝ち馬のエンペラーワケアは回避、同2着のサンライズフレイムも除外濃厚と出走馬の大半がコース実績なしとかなり難しい。
ウィルソンテソーロは前走は逃げ、2走前は後方から追い込んでのGⅠ2着と脚質に幅が出たのは良いけど前走は少頭数で道中動く馬も不在の楽逃げ、2走前も道中インベタといずれも上手くハマった感も。このコース2戦2勝ではあるけど1年以上前の下級条件時代の話やし、地方ではあるけど1500のかきつばた記念では2.キロ重い斤量を背負ってたドライスタウトにハナ差の辛勝と本質的には中距離ベストな印象。1番人気で本命とかはちょっと考えにくいかな。ドゥラエレーデはホープフルSがフロック視されてるからか毎回過小評価されてて何度も穴で挙げてるけど今回は流石に人気するか。ここ2走ウィルソンテソーロに先着されてるけど前走は楽に活かせすぎたし2走前は他の上位馬が道中インベタやったのに対してこの馬は終始1~2頭分外を回したことを考えれば力の差はない。問題は芝自体も含めてマイルの経験がないこと。宝塚でテンの3F34.0を大外から先行したようについて行けへんってことはないはずやし、スピードがあるのも芝の重賞好走歴のある馬が走りやすいこのレースの傾向を考えれば悪くない。ただそういうペースで追走して問題ないかはやってみなわからん部分で。レッドルゼルは1600では勝ち鞍がないし毎回ラスト甘くなってることからも明らかに距離は長い。ただレースレベルもメンバーレベルも低かった去年は2着に来てるし、条件的にベストとは言い難いメンバーが中心の今年も相対的に上位に来る可能性はあるかなと。まぁ、これが来るようなら低レベル戦やろうとは思うけど。キングズソードは前走は内枠で窮屈な競馬になったのが敗因やから過度に気にすることはなさそう。元々は時計の出やすい馬場で強い勝ち方をしてたけど2走前はタフ馬場のJBCクラシックで完勝とかなり強くなってる印象。ただこれもこのコース初やしワンターンの経験自体ほぼなしと判断が難しい。エーピーインディ系で血統からはこなせてもおかしくはないんやけどね。枠は外の方が良さそう。面白そうなのはまずはガイアフォース。ダート適性に関しては正直やってみなわからんけど母ナターレはダートで走ってた馬やし、馬体も毛色以外もキタサンブラックよりクロフネの影響を強く感じさせるからこなせそうな感じも。ギアチェンジが苦手で基礎スピード面を求められて良さが出るタイプやからラップ構成的には合いそう。あとは揉まれ弱い面はあるから砂をまともに被るのはやっぱり不安。外枠なら狙ってみても良いのでは。あとはコース実績馬からタガノビューティー。前走は流れが遅すぎて後ろからではどうしようもなかった。まぁ、不器用で後方から外回すしかでけへんタイプやから展開や馬場がハマるのを待つしかないしアタマで狙えるかとなるとどうかも馬券的には押さえておきたい。

  • コーヘイ

    コーヘイ

    2024/02/13 19:11:13

    どうやらオメガギネスは出走枠ギリギリで滑り込めるみたいやね。同コースのグリーンチャンネルC特殊な馬場とはいえ強い勝ち方やったし前走の掛かり方を見てもマイル辺りが距離的にもベストな印象。人気サイドの中ではある程度適性の裏付けがあって買いやすいタイプではある。ただ血統は何でこれがダートで走るんやろ?ってほどのヨーロピアンな芝血統なんよね。アメリカンなスピードの持続力に長けた血統が走りやすいレースだけにそこは気になるところ。