琉馨

ずっと、ずっと。

自作小説

 ずっと彼を思い続けていた。


美しい意思の強い瞳、透き通る肌に抜群のスタイル。

貼り付けられた笑みは美しく、仮面には見えな位くらい自然的だ。

隣の高校に通う彼をいつも下校中見ていた。

いつも隣りにいる、吊り目の整った顔立ちの男子とは、本当に仲がいいようだった。

ある日のこと。

私はついに彼に告白することにした。

「あ、あの!ずっと好きでした!」

恐る恐る顔を上げると…


「君みたいな人が一番キライだ。」


え?どうして?見た目は美人な方に入るように努力して、持ち物だって彼が好きなものを彼と同じ高校に通う人から聞いてリサーチしたのに。

なんで?

それだけが頭を埋め尽くし、私はどす黒い得体のしれない感情になっていった。



(続きはまた。)

  • ちぃ

    ちぃ

    2024/02/17 15:35:33

    バレンタインの時期にぴったりなお話の始まりで
    続きが気になりますね…楽しみにしていますね♡