という常識はあるんですけど、この前、日課のジョギングをしてたんですよ。明るい昼間にジョギングしてたら、太陽まぶしいので、サングラスかけてジョギングするんですよね。そしたら、立ちション老人とでくわしたんですよ。立ちションって現代では犯罪ですが、現代の老人にはまだその意識は薄いみたい。認知症とかで立ちションする人もいるかもしれない。老いというのは悲しく、本当にいたたまれない。認知症なのかなんなのかは知らないけれど、とにかくその老人は、真昼間の明るい太陽の往来のどまんなかで立ちションしてたんですよ…。うわぁ～。と思って、「これは私が毎日頑張ってるからご褒美かな～」と私はもう、金メダルマラソンランナーのＱちゃんばりのスピード感と躍動感で、ほとんど脊髄反射でサングラスをとっぱらい、立ちションしてブツを明るい日の下で見せてくる老人のムスコを拝もう、よく見よう、と思って立ちション老人に歩み寄り、すれ違いざまにガン見しとこ、と思ったんですよねぇ。だって、見せてくるから。とりあえずみとこ。と思ってじろじろ見たんですよね。そしたら、そしたらですよ？そしたら、立ちションしてた老人が、いきなりじろじろ見てる私に気づいて、

「え、あ、…やだぁ…」

っていう感じで、テレて急いでムスコを隠してるんですよねぇ。どういう事ですかね？え？？？？？今更恥ずかしかったのか…？？？？？と……。

↑こういう…。なんだろう…。人間って、羞恥心ってオールマイティじゃないよなっていう勉強になりますよね。これが恥ずかしいからって、あれも恥ずかしいとは思わないらしいぞ…というか。それが恥ずかしくなくて、これは恥ずかしいの？？？？とか…。ムスコみせみせ系の人の羞恥心って、どうなってるのだろうってもう、入り組んだ迷宮のように謎で魅力的で興味が尽きないんですよねぇ。そうじゃないですか？私だけなんですか。そういう人の脳みそが興味深いって。露出して立ちションするのは堂々としていたのに、それを見られてると自覚した瞬間、それは恥ずかしい…と恥を思い出す、というその老人のテレモーションに、私は、

「え～～～～かわい～～～～」

と思いました。一体どういう事なんですかね。私のかわいいがゲシュタルト崩壊している(悲)ゲシュタルト崩壊ログ日記。でも、悪い事してることがバレて恥ずかしいと思うような人は、とても悪人だとは思えなかった。されども世間的には彼は犯罪者という事になるのだろう。通りかかった女性が、たまたま私だったから、うほー、ええもん見せてもろた。と思ったのですが、普通の女性だったら警察に通報するし、普通に犯罪者として牢屋に入れられてたかもしれない。別に犯罪行為を悪いと思ってないわけじゃないけど、認知症かもしれない人は健常者のほうが事情をよく吟味するべきなんだろう。だからといって、認知症やりたいほうだいという世界も許されるべきじゃないし、若い女性が暴走老人、認知症老人の被害にあわなくて、よかったのだろう。被害にあったのが、私でよかったのだろう、私で…。という事に気づいた。

私の前世ってカカシだったのかな。棒にあたりたくてジョギングしてるわけじゃないけど、世間は棒が多いのか？という位棒にあたりまくってる犬的な私。