コーヘイ

重賞展望

日記


【阪急杯】テンの3Fは34秒前後で中盤1Fは11秒台前半と緩まず上がり3Fは34秒5前後のミドル~ややハイが基本形で、同コースの阪神Cや京都改修中に行われた古馬の同コース重賞も概ね似たようなラップ構成。同じ1400でも後傾ラップになりやすい京都外1400や直線での決め手が問われる東京1400とはかなり違う能力、具体的に言うと速い流れでの追走力や内をタイトに回ってくる器用さが求められるコースでリピーターが生まれやすいのも特徴。1つ気をつけたいのは4年ぶりに開幕週(21~23年は京都改修の影響を受けてAコース使用3週目の開催)に行われること。まぁ、その3年もロングラン開催に耐えられるようにかなりしっかり整備されてて内前決着やったし元々余程のハイペースや外有利な馬場にでもならん限り内前有利なコースやから大きくは変わらんかもしれんけど一応頭には入れておきたい。血統ではストームキャットやダンチヒ、ヴァイスリージェントらスピード型ノーザンダンサーの血が目立つ。

ウインマーベルは基礎スピード面を求められて良さが出るタイプで立ち回りも上手いけどちょくちょく出遅れるから現状では阪神1400は合いそうやと思って本命を打った身としては人気が上がる今回は出来れば軽視したいとこではあるけどねwただ前走はグレナディアガーズやアグリといったこのコースのスペシャリストが揃ってたけど今回は他に重賞勝ち馬が1頭しかおらん低調なメンバー構成で実績も能力も1枚も2枚も上。ズブズブの道悪とか大外枠とか変なレースにでもならん限りは普通に走って来そう。ダノンティンパニーは2走前の同コース六甲アイランドSは当日稍重スタートやったことを考えれば勝ち時計はまずまず。ただその時も含めてここ2走後ろからの競馬になってるのは若干気になるとこやね。そもそも6歳やのに中央でのキャリアが5戦だけとちょっとわからん部分も多いし判断に悩む。アサカラキングはマイル以下に舵を切って3連勝。開幕週で前に行けること自体は悪くないと思うけど3戦とも道中絡まれず楽逃げの形で今回千二を走ってるような馬も出てくる中でハナに行けるかがまずわからん。スタート自体はそこまで速くないしね。あとは2走前のジングルベル賞の勝ち時計は前日の阪神Cより1秒遅く16着相当。能力的に足りる裏付けもないというのが正直な印象。グレイイングリーンは一昨年のこのレース5着、去年4着、暮れの阪神Cも4着とこのコースでは馬券には絡めてへんけど安定して走れてる。どうしても後ろからの競馬になる馬やから開幕週に狙いたいタイプかと言われるとあれやけど相手関係が楽になるのは間違いない。スマートクラージュは千二以外を使うのは21年秋以来で現状どれくらいこの距離に対応出来るかは未知。ただ千二ではゆったりしたペースの方が良いタイプやからこなせてもおかしくはないようには見えるかな。正直かなり低レベルなメンバーで穴で狙いたい馬もあんまり見当たらんねんけどサンライズロナウドは前走本命にして悔しい思いをしたけど京都やから千二でも本命を打ったけど本質的には千四の方がベター。同コースでの3走前も外枠やったけど荒れたインに潜り込んでダノンティンパニーと0秒6差の4着なら印は回せる。あとはマイル以上を使われてるけどロードカナロア産駒で全兄が短距離馬やったエンペザー、馬場が渋るようならカルロヴェローチェやタマモブラックタイあたりを。