曇り空に遠く想えば
裏庭の紅白の梅も散り、妙な温かさが続いた後に、数日前の異常な温かさ。
しかし翌日には一転。とうとう本日の最高気温は5℃。週明けまでの雨模様と凍てつく寒さ。もっともこれを寒いと嘆いていては、厳冬の地域の人には笑い話なのだろう。
そして、上へ下へと移ろう気候をよそに、気が付けば間もなく3月。
犬コロは間もなく4歳になり、子供たちも遅ればせながらの17歳。
わたしは夏には53歳になる。
1月中頃から、バイクのキャブレターの状態が再び今一つになり、さてどうしたものかと思案していると、意外でもあり、想定内とも言える発見をする。エキゾーストパイプとサイレンーのつなぎ目から、かなりの排気漏れ。
もともと、前後のサスペンションを格上の400ccの別のバイクのものにごっそりと付け替え、その上で社外品のサイレンサーをつけている関係で、エキゾーストパイプ自体が溶接で延長されたワンオフ品。その時の長さ調整のミスで、エキゾーストパイプとサイレンサーの繋ぎが浅い。
それでも以前はここまでの排気漏れをしていなかったはずだが、まあそれはどうでもよい。放っておくわけにもいかないから、液体ガスケットを買ってきて隙間に充填する。
なんとも驚くくらいに、状態が良くなった。完全ではないが、許せる範囲に。その上で、改めて気が付いたスロットルの開け方。キャブレターのバイクなので、スロットルをいきなりガバッと開けると当然に多かれ少なかれ息継ぎをする。だから、開け始めの一瞬は、じわっと粘るように開ける。
という事をしているつもりではあったが、想定以上にその開け始めを長く取ってやる必要がある様子。考えてみれば、このバイクについているのは負圧式可変ベンチュリ―タイプのCVキャブレター。まったりとした動きをするから、運転技術やスロットルワークの意識のない人のラフなアクセルワークでも動いてくれることが本分のはずなのだが、まあ強制開閉式の固定ベンチュリ―しか使ったことのない私には、よくわからない。こういうものなのか。
なんにしても、乗り方は何となくわかった。
買ってから1年も経ちますけどねw
そういうことで、ちょっと乗って出かけたいところだけれど、ここ数日、そしてこれから数日の天気の様子。
やっと先週あたりから動き始めて、泳いだりウェイトトレーニングをしたりのペースも上がって来た。3連休だし、ひとりでスキーにでも行こうかなと思いつつ、ぐだぐだとしている。
今日は、目が覚めたら朝の5時過ぎ。
なんとなく漫画を読んでいるうちにまた寝てしまい、気が付いたら11時近く。
まあ休日だから。
とりあえず、起きてコーンフレークで朝食。
それから、猫のトイレ砂を全交換。ついでにトイレを風呂で一通り洗う。
まだ出していないゴミをまとめゴミ出し。ついでにゴミ箱を洗う(燃えるゴミ用とプラゴミ用のふたつ)。
それから家中に掃除機をかけて、風呂も掃除。
数日回していない洗濯機に、乾燥OKなものだけ入れて洗濯を開始。
昨日買ってきて、水温あわせと水質あわせを済ませた熱帯魚とタナゴを、それぞれの水槽に入れ、ついでに水槽の掃除と水交換をして、落ち着いたところで餌をあげる。
犬の散歩は、また夕方だな。
そこで13時ぐらいになる。
自室で、珈琲を入れて、久しぶりにオーディオの目の前に据えてある音楽を聴く時用の椅子に座る。
いまさらハマっている、トム・ミッシュとコリー・ウォン。
なんで今まで気が付かなかったんだろう。
もしも、ジェフ・ベックが現代に生まれていたら、トム・ミッシュみたいだったのかもしれない。
特に彼の一昨年のアルバム「Quarantina Sessions」を聴いていたら、ふとそんなことを思ってしまった。そういえば、頑なにストラトキャスターを弾き続けるコリー・ウォンも、その理由はジェフ・ベックと言っていたな。
昨年のジェフ・ベックの突然の他界。
昨年のジェフ・ベックの突然の他界。
わたしの音楽嗜好に決定的な影響を与えた彼の死去に、打ちひしがれてはいたが。
昔も、いまも、これからも。
本当に偉大なものは、ずっと引き継がれていく。
豆を挽いて淹れる珈琲は、なんだかんだで美味しいなと思いながら、いつもよりも少しだけ大き目の音量で、掃除をして綺麗になった熱帯魚の水槽を眺めながらトム・ミッシュの昔のアルバムをかける。
いい気分だな。
すでにこの世から消えてしまった、ONKYOという音響機器メーカー。
わたしはONKYO推しなので、家に3セットあるシステムのうち(映画を観る時用、リビングで音楽を聴く時用にレコードプレーヤーがつながっているやつ、自室用)、2つはONKYOメインで組まれている。
ヤフオクで半年かけて探して来た、いま自室でトム・ミッシュを奏でているアンプも、壊れたら部品はどうなるのかな。
寒くなって来たので、石油ストーブに火を入れようかなと思いつつ、まずはそろそろ遅い昼ご飯を食べようかな。
食べたら、泳ぎに行こう。
では、また。
ご機嫌よう。