コーヘイ

重賞展望

日記


今週末の重賞は弥生賞、チューリップ賞、オーシャンSの3つ。トライアルが始まると今年もクラシックの時期が来たなって感じます。

【弥生賞】道悪になった19,20年は前後半イーブンに近いペースで外差しが決まったけど良馬場やっ21~23年は1秒6~3秒2のスローでスパート地点もこのコースとしては遅めのラスト3~4F辺り。そうなると当然前有利で馬券圏内9頭の中で中団辺りから差し込んできたのはドウデュースくらい。今年もこれといった逃げ馬不在やし基本的には前重視で良いのでは。あとは本番の皐月賞とはコースが同じやのに直結しにくいことでも有名。これはまぁ少頭数⇒多頭数になることや短めの距離を使われてきた馬も出て来ることで起こるペースの違いが主な原因やと思うけど、ここ3年はどういうわけか勝ち馬が後に菊花賞連対。血統では大枠でノーザンダンサー系やドイツ牝系出身の馬が目立つ印象。

シンエンペラーは前走ホープフルSは前に行った馬にとっては厳しい流れを先行しての2着は強い内容。ただ直線で外にヨレて3着サンライズジパングの進路をカットしたし、あれがなければ差されてた可能性もあったかなと。ソットサスの全弟というゴリゴリの欧州血統やから高速馬場のスローで速い上がりを求められてどうかってのもある。まぁ、このコースでそこまでの高速上がりを求められるとも思えへんけど賞金は充分やし取りこぼす可能性は充分あると思う。そのホープフルS3着サンライズジパングは直線の不利に加え4角では内の馬が大きく膨れたせいでかなりの距離ロスがあったのも痛かったし、スムーズなら勝っててもおかしくなかった。ただこの時に本命にした理由としては芝血統やのにダートを使われてたのは速い脚がないからで、トップスピードやギアチェンジ力が求められへんなら通用すると見たから。このコース自体は速い脚を求められにくいコースではあるけど今回の方がスローになりそうなのは気がかり。トロヴァトーレはこのコース2戦2勝で父レイデオロに似た立ち気味の肩にピッチ走法といかにも中山向きな印象。ただ新馬戦も葉牡丹賞も33秒台の上がりをマークしてるけど新馬戦は加速ラップ連発のインチキ加速ラップ週で信憑性は低いし葉牡丹賞も開幕週でこの時期としてはかなり時計の出る馬場やったのも確か。相手関係も楽やったしまだ全面的に信用するのは怖い気も。ダノンエアズロックは2戦とも東京1800で中山適性は未知。かなり気性は難しいみたいやしモーリス×豪州血統となるとアイビーSみたいな上がり特化のレースよりは高速馬場でのスピード持続力戦あたりが向いてそう。先行できるのは良いけど折り合いも含めて距離延長は課題になりそう。ファビュラススターは新馬戦はドスローで全体時計は大したことなかったけどレースの上がり11.1-11.2を差し切ったように脚力はなかなか。前走の1勝クラスも直線モタれて最後詰められてるのは気になるけど勝ち時計はホープフルSや葉牡丹賞より速い。仕掛けられてからの反応も早いし前に行けるかはちょっとわからんけど面白さはあるかなと。最後にシュバルツクーゲル。正直去年の東スポ杯は低レベルでこの馬自身内ラチ沿いを回ってきてるからそこまで高い評価はしてへんけどスパッと斬れる脚はなさそうやから中山に戻るのは良さそうやし半兄シュバルツリーゼはこのレース2着。先行して粘り込めれば。