Litsu☆

思考

日記

はるかむかしは、古代ローマ、ギリシャの時代から奴隷制度はありました。

芸術や数学、哲学が進歩した背景には

かれらに、色んな事ができる余裕があった。と、いうのも
一つの要因だったのでしょう。
いずれにしても、西洋的な文明の進歩のうらには
かならず、この「奴隷制度」が存在し続けました。

時はうつり、日露戦争で勝利した日本国は、一等国として、
世界に認められるようになります。
この当時は、世界覇権は「帝国主義」に基づくものであり
西洋勢はアジアへの進出をすすめていました。
これは古代ローマ帝国の「思考」と全く同じパターンです。

つまり・・強国が自国以外の地域を占領・支配していく時代、と言えます。

そして、日本も黄色人種として初めて、その帝国の一員として
世界に認められたということでした。

アジアの人達が西洋人に文字通り「奴隷化」されてその統治を受ける中
同じ黄色人種であった日本人は、違う目で、そのさまを見ていました。

国際連盟の前身にあたるパリ講和会議で、世界で初めて
「人種差別撤廃条項」を提案したのは、日本でした。
賛成多数にもかかわらず結果的に採択されませんでしたが、
反対へ押し切ったのは?
当時のウイルソン大統領(アメリカ民主党)です。

かれら「西洋人種」は
「世界には人間と、そうでない種類、とが存在する」
という「思考」を、古代よりずっと持っていたのです。

そもそも、先の大戦とはこの「思考」のベースがもとにあって
その中での、利権、覇権、争いという体をなす形になります。