「さくら亭」日報

あずみ

毎日のお着替えやマイルームの改装等、主にニコッと内のできごとを綴ります。

コーデ記録~ひな祭り2

きせかえアイテム


十二単は十枚も持っているのに
(ロクジョウ姫は十二単じゃない…)、
アナログ作業に忙しすぎて
本年のひな祭りコーデは二回で終わりです。

単品だともっさりした印象の
「十二単(梅文様)」も、
「扇で口元を隠すポーズ」と一緒に使うと、
とてもよい感じになります。
配色のせいもあって、
明るいひな祭りになりました。
ロクジョウ姫がダークだったから余計に。



さて。
そんな私の時間泥棒なアナログ作業は、
一応、ひとくぎりです。
先程、なんとか袿まで完成に持っていけました!
まあ、予定は色々変更になりましたけれど。

当初、白の単衣に、赤の重ね袿に、オレンジの袿を考えていました。
で、それなら見せかけの衿やら袖やらに
「黄色が欲しいな」
と思ったんです。

で、開かずの間に発掘に出かけました。
あそこには、黄色無地もしくは
モスグリーン無地の正絹はぎれがあるはずだと。

目当てのものは見つかりませんでしたが、
使えそうなものをいくつか発掘してきました。

そのひとつがシャーベットグリーンのはぎれ。
で、あと。
大量の白の地紋入り薄絹。

前者は小紋はぎれの一部です。
多分、薔子(SD)か露葉(SD)に
羽織かなにか作った記憶がうっすら。
羽織なら多分、露葉に作ってるな。

露葉は、外にお披露目したことが一度もない、
SD初期っ子です。
(ボークスの最初のSD4体は同じヘッド使用)
ヘッドだけオクで入手して、
我が家で浮いていた薔子の旧ボディを組んで、
ささっとメイクした子です。
初期のめぐがやっぱり好きで諦めきれなかったから~。

そんな露葉のコンセプトは「普段着着物」。
薔子は派手な振袖専門だからねー。
なので袖も短めで、色柄も抑えたものになります。
ただし。
作るのがつまらないと、あまり露葉のワードローブは多くない。
ひどい。
いつかは縫おうと紬の着物とかもあるんだけど。

我が家では。
アンティークだの中古品だの、
SD着物用に仕立てあがってる着物を購入することがありますが。
余程の難がない限り。
SDに仕立てる前に私が飽きるまで着る、
というルールがあります。
いやだって、私だって好みの着物が着たいし。

そう。元々の私の着物の好みは派手です。
しかしさすがに本人の年齢が加算されてくると
躊躇われるものもございまして。
逆にこれまで忌避していたおとなしい(当社比。あくまで)
紬とか着ようかな、なんて思ったりもするけど、
やっぱり染めの小紋が好きなのよー。
いいの。派手なばあちゃん目指すから。


それはともかく大量の白絹。
これは「花嫁衣裳解いて出た裏生地いる?」と聞かれて
元気にお返事してもらってきたやつ!
しかし保管が悪くて黄ばみが結構ひどい。
まあでも、人形に使うのってちょっとだから、
ひどい部分を避けて使えばもうまんたい。

で、それでどうなったかというと。
綿ローンの単衣にはご退場いただきまして。
シャーベットグリーンの生地を重ね袿に仕立て、
その下に見せかけの単衣風に白絹を使用しました。
衿作って袖作って裾作って。
ほとんど一枚縫うのと手間が変わらなかったという…。
いや、こっちの方がかえって手間だったかも。

ともかく、袿を作ろうと思ったのですが、
襲の色目を調べようと思い立ち。
緑とオレンジのってあるかなーと調べたんですが。
無かった。
一番近いのは「女郎花」。
でも季節的にどうなの? ってなって。
ふと目に入った「桃」の襲。
ピンクとグリーン。
桃の節句だし、春らしいし、こっちにしよう!
結局、一番はじめに想定していた生地に戻りました(笑)

まあ、そう決めてがんばって縫いました。
生地を重ねて針が通りにくいのをむぎゅむぎゅ縫ってたので
右手の人差し指が痛い…。

ともかく完成したので棗ちゃんに着せつける。
桃の襲、かわゆす。
しかしである。
気つけて真っ先に思ったこと。
「これ、三色団子だ」
一番下に白があるからね。
桃じゃなくて三色団子の襲だったのか!
完成したから、もうこれでいいんだ。


さて。
そうなってくると問題はお内裏様です。
狩衣と思ってたけど直衣でもいいかなー。
ただ。
今まで男子用の平安装束を縫おうと思ったことがない
(正確には一度、
なんちゃって狩衣をジェニーサイズで作ったことはある)ので
その構造もしっかり見たことがなかった。
「格袋」って何よ。可愛くないし面倒だよ。
もう狩衣で決定で。

そうなると。
棗ちゃんに作ったのと同じ綿ローンで下着の上着(矛盾する単語…)を。
発掘してきた白絹で指貫を馬乗り袴の裾絞ってなんとかなるだろ。
で、単衣は薄い藤色見つけたんでそれでいいかな。
褾色に藤色で「葵」の襲の色目だな。
で、狩衣は褾(はなだ)色っぽい無地生地があるのでそれで。

生地と形は決まった。
問題は。
男子装束に対する私のモチベが常に低いことにある。
野郎の服も着物も楽しくないんんだもの!
でも着物男子は大好物なんである。
我ながら厄介な性格だこと。