コーヘイ

重賞展望

日記


【中山牝馬S】中山内1800は序盤のペースは上がりにくいものの中盤~後半は緩むポイントがなく5F前後のロンスパ戦が基本形。このレースも不良馬場になった20,21年は除外するとして19,22,23年は前後半ではスローやけどしっかりとロンスパ戦で特に22,23年の後半5Fは58秒前後とかなりの高水準。ハンデ重賞に出て来る牝馬にとってはタフなレースになるからか差しは決まりやすい印象。血統ではロベルト、ステイゴールド、ナスルーラあたりが目立つ。

フィアスプライドは全姉ソフトフルートに似てスパッとは斬れへんけど長く良い脚を使えるのが長所で、速い上がりが求められた関屋記念、府中牝馬Sでも好走出来たのは地力強化の証拠として前走ターコイズSで本命にしたけどまさかの1番人気でw今回追走面を考えると千八に戻るのは良いし適性面での大きな瑕疵はなさそう。あとは極端な外枠でも引いて後方からの競馬になるとどうかやけどルメールならまぁそこは大丈夫かな。ククナは前走中山金杯はゴチャついて力を出せへんかった馬が多かったし、七夕賞は馬場や枠が噛み合った印象で牡馬相手とはいえ2度の重賞好走はかなり恵まれたように思うんよね。ここ3走2000m以上の距離で位置を取れてへんのも今回距離短縮で追走面で気になるところ。コスタボニータは立ち回りの上手なタイプで小回り1800という条件自体にベストかなと。スローやとキレ負けするからある程度流れて欲しいとはいえ今回グランスラムアスクやコンクシェルといった逃げ先行馬との兼ね合いはポイントになって来そう。ヒップホップソウルは二千やと若干長い感じやしこれも小回り1800は合ってる印象。ただ使える脚は短いからね。内枠は欲しいし前崩れの展開なりスローで仕掛け所が遅くなるなり一瞬の脚が活きる展開になってほしいところ。コンクシェルは前走の勝ち方や時計は充分重賞でも通用する内容。この時は離れた2番手からの競馬やったし1勝クラス、2勝クラスの連勝も単騎で行けての完勝。気分良く行けると強いけど反面被されたり絡まれたりすると脆いからこれも同型馬との兼ね合いが重要。穴っぽいところではまずラヴェル。マイルの速い流れでは追走面でしんどい典型的な中距離馬。オークスなんかは強い競馬やったし世代上位の力はあると思うんやけどね。あとはクリノプレミアム。一昨年の勝ち馬で去年も5着と中山1800~2000はベスト条件。人気がないなら押さえておきたい。