開戦の日
という空気が蔓延してきました。
「少なくとも米国との直接衝突だけは避けるべき!」
これは、最後まで誰もが一致する意見でした。
「それならば英国領アジアの資源補給を絶ち、英国を締め上げ、
有利な条件をひきだし、早期講和を模索させたほうがよい。」
「米国民は大一次大戦に疲弊しきっており、参戦の可能性はない」
「これならば勝利できる」
というのが軍部での最終的な決定でした。
「太平洋」ではなく、「インド洋」へ、それが勝利の方程式であると。
ところが、実際は絶対に踏み込んではいけない太平洋へと
進撃してゆきます。
海軍上層部の暴走・・ということにされていますが何とも不可解です。
当時、日本の政治、軍部、の上層部を含め、いたるところに
共産主義のスパイが入り込んでいたことが、明らかになっています。
かれらの当面の目的は「日本の国家破壊」でした。
詳しくは書きませんが、まあ、彼らの最終目標の最初の入り口なのです。
そして、共産主義のスパイはアメリカ政府にも大勢入り込んでいました。
最近の「ヴェノナ文書」でも、そのことが明らかになって来ています。
それはもう、相当の数です。
・・そして、シナリオに書かれた役柄を演じるように・・
日本は、絶対行ってはいけないという、対米戦争に向かい
米国は、絶対に戦争に参加しない、と言ってた大統領が参戦に向かいます。
日本が、真珠湾攻撃を決行した一報を聞いたとき
「よし、これで日本は敗戦する。」
きっと共産主義革命論者は、そう、ほくそ笑んだことでしょう。