コーヘイ

重賞展望

日記


【日経賞】同コースの有馬記念は序盤~道中緩いペースで流れると内前有利な立ち回り決着で序盤~道中締まったペースになると一転して差しが決まりやすくなる傾向があるけど、日経賞の過去5年を見ると不良馬場やった23年は例外として19~22年は2秒2~4秒6のスローで、20年(この年が2秒2の後傾)以外は前や内有利。ほぼ毎年後半約5Fのロンスパ戦にはなってて持続力勝負ではあるけど流石にここまでスローやとある程度位置を取るか内を立ち回る必要はありそう。血統ではキングマンボ、トニービン、ステイゴールドあたりが目立つ。

ボッケリーニはGⅠでは流石に厳しいけどGⅡ~GⅢではここ2年馬券圏内を外してへんようにコースや馬場問わず走れる安定感抜群の馬。距離はこれくらいあって良いしスローからのロンスパ戦も滅法得意。まぁ、ここ2年連続このレース2着やから適性に関しては言うまでもないけど。前走AJCCでは勝ったと思ったら何故か差されたけど先頭に立つとソラを使うとのことでこれまで勝ち切れへんことが多かったのも納得。ただ今回は近走と比べても相手関係は楽やし去年より1キロ軽い57キロで出られるからね。普通に走ってきそう。マイネルウィルトスは前走AJCCは慣れへん逃げの手に出る奇策で度外視で良いとは思うけど対ボッケリーニでは斤量1.5キロ貰ってた22年の目黒記念も含めて先着出来てへんからまともなら分が悪い。速い上がりを求められて良いタイプではないからズブズブの消耗戦とかになれば勝つ可能性はあるけどそんな馬場にも展開にもなりそうもないだけに。ヒートオンビートも斤量1キロ貰ってた去年のこのレースを含めてボッケリーニには先着出来てへん。馬場が渋って上記2頭に勝つイメージは全くないから可能性があるとすれば高速馬場+ドスローで前付け出来た時かな。この馬自身も特別斬れるわけではなく、あくまで対2頭で可能性があるならという話やけど。何というかGⅡ~GⅢの門番みたいになってる古豪3頭やけど今回割って入れそうな馬も見当たらんのよね。実績や能力からはマテンロウレオになるけど近走立ち回りの上手さを活かせる枠に入れてへん不運はあるにしても負けすぎで能力分走れてへんような感じやからね。原因がメンタルなのか状態面なのかはわからんけど噛み合ってへんのは確か。そもそも遠征競馬やと気性面の難しさが出て来るから関東では狙いにくいしね。クロミナンスは前走AJCCではタフ馬場の中山2200では1円も要らんと思って消して失敗したけど流石に更に距離延びて良いイメージはない。シュトルーヴェはここまで頑なに左回りしか使ってへんのは右回りやと手前の換え方か何かに問題でもあるんかと疑いたくなる。当然中山適性も全くの未知で強く推せる材料もない。それより下の人気となると流石に能力的に余程の馬場や展開にでもならな厳しい。馬券的にはどう組み立てるかになりそうやなぁ。