コーヘイ

重賞展望

日記


今週末の重賞は大阪杯とダービー卿CTの2つに加えてドバイワールドCデーもあって日本馬が多数出走。強い馬たちがみんなドバイに行って大阪杯がスカスカやけど見て楽しむのはドバイ、馬券は大阪杯で楽しむことにします。金曜にはプロ野球開幕戦も!

【大阪杯】19,20年はスロー、21年はハイ、22,23年は前後半差1秒以内でミドルの範囲内と前後半で考えると年によってバラバラやけど、スパート地点が早くなりやすいコース形態で行われる古馬GⅠが緩い流れからの瞬発力戦になるわけもなく、スローの年も中盤~後半は厳しい流れになっててスピードの持続力が強く問われるレース。昨日も少し触れたように今年は4年ぶりにBコース使用1週目での開催(まぁ、京都改修でロングラン開催になるここ3年はかなりしっかり馬場を作り込んでたようでAコース使用8週目でも内前有利のままやったし大きく傾向は変わらんかもしれんけど頭には入れておきたい)。元々内前有利なコース形態でもある上に時期的に高速馬場、高速決着になりやすいわけやから厳しい流れでもある程度位置を取る追走力なり小回りの内をタイトに立ち回る機動力なりは必須。後方から外ブン回しては相当厳しいのは間違いない。マイル実績のある馬の好走が多いのもこのあたりが要因かなと。血統では主流血統にヴァイスリージェントやミスプロといったスピードの血を併せ持つ馬が目立つ。

タスティエーラは立ち回りの上手さはある持続力タイプではあるけど気になるのはここ3走長めの距離で道中ゆったりしたペースで走らせたこと。速い流れの経験に乏しかったエフフォーリアがこのレースで追走に苦労したのは記憶に新しいところで、仮に外枠でも引いて前に行けへんかった時に後ろから差すような決め手があるタイプとは思えへんしね。ローシャムパークはオールカマーで強い馬たちを相手に勝ち切ったのは評価したいけどエアグルーヴ牝系らしく基本的には伸び伸び走れる外を走らせたいタイプで小回りをタイトに立ち回るイメージは湧きにくい。そこまで位置を取るわけでもないしこのレース向きかと言われるとどうなんかな。ベラジオオペラはここ2走プラダリアやボッケリーニと互角って考えたらトップレベルとはまだ差がありそうな感はあるけど今回そのトップクラスがいてへんのがねwアイドリームドアドリーム牝系はGⅠでは善戦止まりな馬が多いけど小回りの中距離戦自体は合ってると思う。前走の感じから2200は若干長いようにも見えるから距離短縮も良さそう。ソールオリエンスは多少改善はしてるとはいえコーナーで外に膨れる癖や位置を取れへん追走力のなさはこのレースでは致命的な欠点。皐月賞みたいに内がぐちゃぐちゃに荒れて前崩れの展開にでもなればといったところ。プラダリアもGⅡの門番みたいなイメージになりつつあるけどこの相手なら通用はしそう。2500は長いと思うから有馬は度外視で良いけど前走京都記念の時にも書いたようにどうも京都適性・荒れ馬場適性がかなり高そうなのが気になる。あれ以上となるとどうかな。穴っぽいところではまずキラーアビリティ。どうしても出遅れ癖と掛かり癖が足を引っ張って成績も安定せんけど2走前と4走前は斤量59キロで後方からの競馬、3走前は初のマイル戦、5走前の去年の大阪杯は外目の枠から馬群の外目追走と敗因はちゃんとあるし前走ネオムターフではルクセンブルクに競り勝っての2着と久々に前目からのレースが出来たし、中日新聞杯は最内枠から伸びて来たように本来は器用な競馬も出来るタイプ。持続力タイプのディープ産駒はこのレース好走が多いしスタートさえ決めれば今回の相手なら好走は可能では。あとは前走長期休養明け3戦目で復活を果たしたステラヴェローチェ。元々マイル戦でも走ってたように流れが速くなっても問題ないタイプやし内を立ち回るレースも出来る馬。内枠を引ければ面白さはある。あとはジオグリフも小回り向きの機動力はあって舞台適性はあると思うけど前走あの形で勝ち切れへんかぁという感も正直あった。