【お話】青という色をまとう
青と水色、ミモザの黄色。空を歩くように、軽やかに。
もらったステキコーデ♪:15
水色をまとうと、空の色をまとっている気がする。
ミモザの黄色は、元気をくれる。
落ち着いた青をさし色にして、古代の世界に思いをはせる。
どんな色が、見えたのだろう。
どんな光が、踊っていたのだろう。
空の色をまとって、海の色を飾って、
大地から生まれた、光のこぼれる色の花を手にして、
幸多かれと、
いつの世にも、幸多かれと、願う。
***
古代の人間は、青という色を、現代の人より認識できていなかったのではという学説があります。
古代の文献、時代が古くなればなるほど、「青」という単語が出てこなくなるらしい。
青ではなく、グレーみたいに見えていたのでは。とのことです。
そこで思い出したのが、古代インドの絵。真っ青な肌の人がよく出てくる。
あれは青ではなく、黒光りする感じのグレーに見えていて、その後だんだんと青が認識されるようになっても、そういう色に塗る伝統ができてたんじゃないか、と思いました。
トルコ石やラピスラズリの青は、どんな風に見えていたんだろう。
黒っぽく見えるのなら、ラピスラズリは本当に、夜空そのままの石に見えていたんだろうなあ。とか。
トルコ石の場合は薄墨色みたいな? 風に見えていたのかな。とか。
色の認識がなぜ変化したのかについては、気温とか、当時の生き物の生きる状況とか、からんでくるので。氷河期とかあったら、確実に見えている色違ってくるし。あるだろうなあ、とは思います。
ミツバチの見ている世界が人間と違った色が見えている、というのは知っていたので、それと似たことが、人間にも起きていた。というのは興味深いです。
※参考文献 「言語が違えば、世界も違って見えるわけ (ハヤカワ文庫NF) 」
著:ガイ ドイッチャー
キンドルでサンプル部分を流し読みしただけなので、解釈部分はいい加減です(^^; いま古本を注文している。
本文も面白いと思う。アマゾンのレビューに、ホメロスの「葡萄酒色の海」の表現についてコメントしている人がいた。古典だからそういう表現なのかと思っていたけど、当時の人にはそのように見えていたらしい、と納得されたようです。
しの
2024/03/27 09:42:08
>みぐ15 さん
日記に参考文献を追記しました。アマゾンのキンドルのサンプル部分に、現代の人に見えている色と、古代の人に見えていただろう色の比較写真があります。
グレーっぽい。
氷河期など来ると、光の反射が変わる。気温の変化から植物相などが変わるので、見える色がかなり、せばまってくる。その辺りの影響もあるかもです。
ミツバチは人間よりも赤外線寄りに見えているので、白が黄色に、黄色が赤に見えている。虫でもこういうことが起きているので、人間にも似たようなことは起こるかなあ、と。
なんにしても面白いと思いました。
みぐ15
2024/03/27 01:39:09
どうやろ。青色の顔料は少ししかできなくて、すごく手間がかかり大変だった?
どこかで読んだような、、。