長引く経済不況に加え、パンデミックの襲来、隣国ロシアでの戦争や中東問題、さらには政治の大混乱によって将来に希望を見い出せず


「このまま生きていてもつらいだけなんじゃ……」



と不安を抱える人が多い昨今ですが、そんな人たちとぜひとも共有したい、しなければならない出来事を経験しましたのでここに書かせていただきます。



昨年末、後輩のTが結婚をすると言うことで、ちょっとしたパーティーが開かれたのですが、話の流れで、


「これまで行った中でどの土地が良かったか？」

って話しになったのですが、Tが開口一番

「長野県の松本です」

と答えました。

ほほう。

Ｔは数年前に休みが取れたとき、「松本に行こう」と思い立ちホテルも取らずにそのまま向かったらしいのですが、すごく良い旅になったらしいのです。


Tは続ける。



「松本は本当に素晴らしい場所ですよ」
「松本には温泉もありますから、年1の旅行もいいですね」

という流れになり、



「この土地には間違いなく何かある……」

と思い、私も先々月、松本に行ったのです。



行ってみると、確かに街にはお洒落なカフェもあり、ご飯もおいしかったのですが、正直、「ここは最高の土地だ！」と確信できるようなものはなく、いつもどおり宿にこもりダラダラしておりました。



そして、

ひとっ風呂浴びた俺は

以前、Tが教えてくれた蕎麦（そば）居酒屋に向かったのです。


で入ってみると、もすごくご飯がおいしかったのですが、

（でも、絶賛するほどのものじゃないな）

と思いながら食事をし、締めの料理として「とろろ蕎麦」を頼みました。



そして、とろろ蕎麦が運ばれてきたのですが、店員さんがこう言いました。


「とろろを先にざる蕎麦の上にかけてからお召し上がりくださいね～」



そのときは（変わった食べ方だなぁ）と思いながら、とろろがこぼれないか少し不安になりつつ、
器に入ったとろろをざる蕎麦の上に全部かけ、とろろと蕎麦に絡めてつゆにつけて食べたのですが、


しばらくすると、店員さんが言いました



「大丈夫ですか？」と。



気づいたとき、俺は、涙ぐんでいました。


とろろ蕎麦を食べながら泣いていたのです。



なぜか。

この続きはまた今度にいたします|(￣3￣)|

（注）因みにコイン欲しさに日記を分割しているわけではございません。指が疲れたからですw