●司会
「先生、お久しぶりです。前回お話をおうかがいしたときが確か……」

○一刻
「（間髪入れず）８年前だ。その間、私はずっとファミレスでファミレスの嗜み方を追求していたよ」

●司会
「さ、さすがは一刻さんですね。そして今回は、先生から世の中の人達に向けたメッセージがあるということなのですが……」


○一刻
「その通りだ。私が『ファミレス道』を唱えたことで、ファミレスの作法という考え方が世に広まった。最近急増中の、全国のファミレスを渡り歩く『ファミガール』が良い例だな」

●司会
「ファミガール…てw」

○一刻
「いや、確かに、ファミレスというのもが今までと違った形で受け入れられ、ファミレスの新たな魅力に触れる者たちが増えたのは好ましいことだ。が、しかし、その陰で様々な問題が起きているのだよ」

●司会
「それは具体的にどのようなことなのでしょうか？」

○一刻
「たとえば前回私が教えた『ドリンクバーの嗜み方』。その功績によって『ドリンクバー』に関する新たな概念が日本中に広まり、通常のドリンクバーの消費を6.3倍にしたと言われている。
しかしその裏で、

『爽健美茶とカルピスまぜたら、嗜（たしな）めんじゃね？』

そんな安易な気持ちで新たな飲み方を試し

『うわ。これ飲めたもんじゃねえや』

と飲まずにそのまま放置する。
そういう輩が増えているのだよ」

●司会
「富士山に観光客が集まるようになれば、その分観光客のゴミで汚れていく、そういうことですね」

○一刻
「その例えの意味はまったく分からんが、とにかく私の教えから遠のいている者たちが増えているということだ。

ただ……いつの時代も『教え』とはそういうものなのかもしれないな。

たとえば親鸞の弟子である唯円が記した『歎異抄』。これは、本来の教えと『異なる』解釈が広まってしまったことを『嘆いて』唯円が記したものとされている。

そういう意味で現状のファミレスは私に言わせればファミレスならぬ、『ファミless』だと言えるのだが、そこをこの一刻の力で『ファミmore』に変えていきたい、そう考えているのだよ」

○司会
「……な、なるほど」

●一刻
「そこで今回は、『ドリンクバー』に関する……ファミレス道の中でもドリンクバーの嗜み方は基本中の基本であるが、その中でも最も基本的な点についての嗜み方を紹介しようと思っている」

○司会
「なるほど！ファミレスの嗜み方の基礎中の基礎、というわけですね。それでは、早速ご紹介いただきましょう」

●一刻
「あ、ごめん。急用思い出したわ。またな」


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今回の問答式日記はdaxiさんのテイストをパクって作りましたwww

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