チェスとピアノ
ネトフリのオリジナルドラマ「クイーンズギャンビット」視聴。
高評価も頷ける、良質なドラマでした。
1960年代を舞台にした、孤児となった少女がチェスと出会い才能を発揮していく物語。実話かと思っていたら、実在したチェスの天才少年ボビー・フィッシャーをモデルにしたものらしい。
ボビー・フィッシャーの生涯を扱った映画は他に二つあって
1つは少年時代にスポットを当てた「ボビー・フィッシャーを探して」。
もう一つは後年(米ソの冷戦時代)ソ連のチェス界のトップであるボリス・スパスキーを破った時のエピソードを元にしている「完全なるチェックメイト」。
どちらも面白かった。
さて、「クイーンズギャンビット」を観ながら思い出したのは実在したピアニストのヴァン・クライバーンのこと。
彼はテキサス出身のピアニストで冷戦時代のソ連に赴き第一回チャイコフスキー・コンクールで優勝し「アメリカン・ヒーロー」となったの。
これはすごい事だよ。だって、当時ソ連は国を代表する作曲家チャイコフスキーの名を冠したピアノコンクールを初めて開催するにあたって優勝者は絶対にロシア人であるべきと考えていたのだから。
それを憎きアメリカの(しかもテキサス!!)青年が優勝してしまった!
しかもロシア人である審査員の一人は彼に満点をつけ他の挑戦者に0点をつけたらしい。
ロシア人よりもロシアの心を持つ演奏家だと評価され、ロシアの政治家たちの前でも演奏し彼らをも感動させたという逸話もある。
2013年にクライバーンは78歳で死去したけれど、今のロシアの有様を天国から観たならどう思うだろう。
せんちゃん
2024/05/14 08:07:13
亀さん、そうなんだ。わたしは数年前にクライバーンの伝記を読んだの。アメリカでは「ロックスターか!」ってくらいファンがいっぱいいたみたいよ。YouTubeでも少し調べてみたけれどさすがに彼のピアノ演奏は音質が悪すぎて(´;ω;`)。
コンクールの審査員、某国なら難癖つけて絶対優勝させなかっただろうなあ。
ロシアのお友達…生活とか心配だね。なんか政府批判しただけで連行されるとか噂もあるけど。
噂だけだと信じたい。
浦島の亀
2024/05/13 21:33:03
クライバーンのそのエピソード、最近どこかで読んだ!
でもそこをちゃんと認めたロシアの審査員たちも偉かったねえ。
クライバーンの演奏がそれだけ圧倒的だったんだろうけど。
私もドイツにいたころロシア人の友達いたから、
今の状況、どう思ってるんかな……どうしてるんかな、って心配……。
せんちゃん
2024/05/13 19:33:48
もふもふさん、ロシアは昔楽しく旅行したことのある国なので心が痛みます・・・
せんちゃん
2024/05/13 19:32:16
テリーさん、ネトフリの「クイーンズギャンビット」は主人公を女性にしていることとフィクションであることからよりエンタメ度が増したと思います。映画でなくドラマなのでじっくり愉しめるし。音楽とシナリオの良さでチェスを知らなくてもどんどん引き込まれていきます。
もふもふ0304
2024/05/13 19:23:36
ロシアと聞くだけで嫌悪感を感じるこの頃…。
テリー
2024/05/13 18:49:38
音楽に国境は無いものね。
まあ、この言葉も賛否両論あるけども。
僕は無いと思います。
ボビー・フィッシャー氏の映画って、3つもあるってこと?!
今度見てみようかな?
どれが一番オススメだろう?