ゲシュ崩ログ 426 収穫体験
庭で育てていたサクランボがようやく実を結んだ。
実を結んだっていうのは、物事が成就した時の比喩表現なんですけども、そういう意味じゃなくて、もーまんま、サクランボが実を結んだのだ。私のような底辺人間は、まんま表現大好きなのだ。
子供に、収穫してもらうと大喜び。美味しくは無いんですけど、やっぱりお店で農家さんが売ってるサクランボのほうが美味しいんですけども、子供は美味しいと言って食べていた。サクランボが収穫できるまで、何年だったかな~…。何年かな。三年位だったかな。四年だったかな。ホームセンターで買ってきた苗を育てて、数年目でようやく三粒くらい収穫できました。そう考えると、スーパーのサクランボが高いのも納得。しかも味が美味しいだなんて。農家さんのやってる事が、年をとればとるほど宇宙飛行士くらいすご技に思えて仕方ない。
鳥に食べられている
収穫していて気付いた。木のてっぺんにはサクランボが実らない。たぶん、実らないんじゃなくて、実ったら鳥が即食べしてるんだと思う。朝目をつけていた収穫直前の実も、夕方になくなってる日もある。去年はそこまで鳥害なかったのに、今年の庭は、鳥さんがイチゴも食べてしまった。このままブドウも食べられてしまうのかも。鳥さんの為に育てている気がしてきた。がっかりな反面、鳥さんが食べるってことは、食べられる実っていうい事だし、美味しいっていう意味だよな。と、鳥さんの食べログ評価で安全と栄養に確信が持てて良いっていう気もする。自由な空飛ぶ鳥さんにはおもねりとかないし。
収穫体験をさせると食べる
子供にスーパーで買ってきたものを配膳しても食べない。でも、収穫体験をさせると喜んで食べたがる。不思議。なので収穫体験をさせてあげたい。はぁ…今私が倒れたら子供はどうなるんだろう。なんだかもう自分の分身がいっぱい欲しい。自分と同じお母さんみたいな便利なやつがいっぱいいて欲しい。そう思うこのごろ。