コーヘイ

重賞展望

日記


【葵S】京都内1200は序盤が上りになることで前半のペースは上がりにくく、ミドルの範囲内で収まることが多いコース。これはスプリント戦としては実質スローやし内回りで直線平坦やねんから当然のように内や前が有利になりやすい傾向。もう一つ付け加えるなら京都改修前の20年以前はDコース使用3週目に行われてたけど去年、今年はCコース使用1週目での開催。元々内有利になりやすい条件な上にコース替わり週なら余計に内前を通る利は大きく、実際去年もロケットスタートで単騎逃げのモズメイメイが1着で2,3着馬は1枠やった。世代限定のスプリント重賞は昨夏の小倉2歳S以来ということでそれ以降は適性距離より長い千四や千六を使われてきた馬も例年いてるからね。穴を狙うならその辺りからかな。血統ではプリンスリーギフトやスピード型ノーザンダンサー系の血が目立つ。

エトヴプレは千二路線を走ってきたけどフィリーズRはハイペースで逃げて快勝。差し決着やった桜花賞も好位から粘って5着は好内容やし能力自体は上位と見て良いはず。ただ意地悪な見方をするなら千二で互角やったクリスアーサーはマーガレットSで良い所なく惨敗やったように本質的には千四~千六ベストで千二では世代トップクラスのパフォーマンスは見せてへんとも考えられる。まぁ、持ち時計もないねんけどこの世代の短距離戦って何故か雨にたたられることが多くて時計勝負への裏付けがある馬もほぼおらんのよね。とりあえず枠と人気を見て決めたい。ナナオはそのマーガレットSで2馬身半差の完勝。この時のメンバーも多くが2勝以上とメンバーレベルも上々。ただこれもやっぱり重馬場やったしこの馬が出るレースは6戦中4戦で道悪とこれも千二で時計勝負になった時にどうかは未知。全く走れへんとは思わんけど馬格がないだけに極端に速い時計になるとどうかなってのはあるかな。オーキッドロマンスは千四でコラソンビートやロジリオンと互角に走れてるし千二でも2戦2勝。ただロジャーバローズ産駒でゴリゴリのスプリンターが出るのかまだちょっとわからん。これも持ち時計はなく時計勝負は未知。穴っぽいところではまずアスクワンタイム。小倉2歳Sを勝った後は千四~千六の重賞を使われて惨敗。前走橘Sでは斤量58キロ+出遅れてスローを後方からの競馬ながら上がり最速の脚で4着。復調気配は感じたし今回久々の千二。兄弟たちは平坦小倉巧者。京都なら前半の入り方や展開次第でやれても良いはず。あとはジャスパーノワールとピューロマジック。内前有利ならテンの速さは魅力であっさり隊列が決まるような枠の並びなら残せても良いはず。