ブラームスはベートーヴェンを大変尊敬していて、最初の交響曲は大変な時間をかけて作曲した傑作で、ベートーヴェン以降の最も重要な交響曲作曲家ともいわれているようです。

でも、不思議なのが、ベートーヴェンで最も生涯にわたって作曲した弦楽四重奏とピアノソナタは、ブラームスは若い頃、ちょっと作曲しただけ。その代わり、クラリネット五重奏やピアノ四重奏、ヴァイオリンソナタ、チェロソナタにピアノ協奏曲とバイオリン協奏曲には素晴らしい曲があります。でも、ブラームスの時代は、リストやワーグナーが人気でベートーヴェン時代の形式にこだわったスタイルに対して時代遅れとの見方もあったようですが、恩人でもあるシューマンの尽力により人気を博したようです。ブラームスの歌曲も素晴らしいですが、なんといっても「ドイツレクィエム」は、一度聴いたら忘れられないメロディと響きですね。

モーツァルトのレクイエムも素晴らしいですが、

Brahms: Ein deutsches Requiem, Op. 45 - I. Selig sind, die da Leid tragen (youtube.com)