聖ジェームズ診療所

日記


聖ジェームズ診療所まで出向いて
そこで俺のかわいこちゃんに会ったんだ
彼女は長い白い台にだらんと伸びていた、
愛らしく、冷たく、美しかった

かまわないでくれ、かまわないでくれよ*2
彼女がどこにいようとも
この広い世界中を探しまわろうとも
俺みたいないい男は他に見つからないってのに

なあ、俺が死んだらストレートパンツを履かせて埋めてくれよ
ジャケットにステットソン製の帽子も着せて
20ドル金貨を懐中時計の鎖に吊るしてくれ
そしたら俺が死んでも相変わらずだってみんなにわかるだろう

六人の棺の担ぎ手は博打仲間で頼むよ*6
コーラスガールに歌を歌わせて
お熱いジャズバンドを俺の頭の方に置いてくれ
そしたら葬列を組みながらみんなでハレルヤを歌えるだろう

皆の衆、これが俺の聞かせる物語
さあ、もっと酔っぱらえる酒をついでくれよ
もしもだれか聞きたがる奴がいたら
俺の聖ジェームズ診療所のブルースを歌ってやってくれ

                   text & tune: アメリカ民謡