小遊星

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小屋の雑記帳

「とらつば」のあれこれ

日記


昭和22年、ヤミ米を買わず、亡くなった裁判官がいた
…というのは、わりとよく知られている実話。
花岡くんは少しは食べているようだから大丈夫か…
あれ、でも花岡くん、佐賀だって言っていたような…
まさか…と思っていたら…

朝ドラは隣の部屋で音だけ聴いているって前に書いたけど、
「虎に翼」は面白くて、つい観てしまう回が多い。
戦前編も、人質司法や親権など、もろに現在につながる問題を
よく取り上げているのが目を引いたけど、寅ちゃんが次第に成長し、
「法律とは何か」についての考えを深める様子も興味深かった。

今週は、新憲法はゴールではなく、また1つのスタートだった
…ということを視聴者に示す重要な週。
それと、寅ちゃんが自分を裁判官にしてほしいとお願いに行った時、
桂場さんが「なぜだ?」と聞いた…これが今週のもう1つのテーマ。
自分は今なぜここにいるのか…寅ちゃんは今日、その答えを出し、
自分も「不断の努力」(憲法12条)を続けることを決意した。

フィクションも入っているけれど、史実を踏まえた部分が多くて、
スタッフがよく調べているし、脚本もよくできている。
日中戦争の開戦後、女性が多くの分野に進出したのは人手不足だったからで、
そのために弁護士も1つの象徴として扱われたのでは…なんて思っていたら、
そのことは竹中記者にしゃべらせる形で、ちゃんと織り込んでいた。

「虎に翼」というタイトルの本当の意味は、まだ分からない。

ところで、寅ちゃんを「サディー」と呼ぶライアンこと久藤頼安、
そのモデルの内藤頼博は旧高遠藩主・内藤家16代当主で、本物の殿様判事。
高遠には、頼博さんが亡くなる前年の1999年に植えた桜の樹があって、
現在、その樹が高遠城址公園の桜の開花の標準木になっている。

  • 小遊星

    小遊星

    2024/06/11 20:40:23

    ぶなさん、こんばんは。

    寅ちゃん、「法はきれいなお水がわく場所」と思っていたのに、
    「人としての正しさと、司法としての正しさが、こんなにも乖離…」(花岡)
    という難しい問題にぶつかって、
    そこへ「君も正しい。俺も正しい」という上司が登場。
    目が離せません。

  • ぶな

    ぶな

    2024/06/08 16:38:34

    虎に翼、面白いですよね♪
    連続もので、今私が楽しみにしているのは、虎に翼と、一ノ谷博士の「トカゲがいる」シリーズです。
    寅ちゃんも、トカゲのたっくんも いいですね。
    ライアンさんのモデルは、高遠のお殿様だったのですね。ニコ友さんの高遠の桜の動画を思い出しました。
    アルプスを背景に、品のある満開の桜でした。