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イシモチ

占い

ニコットおみくじ(2024-06-08の運勢)

おみくじ

こんにちは!低気圧が近づき、九州は昼頃、中国、四国は夕方から次第に雨。

近畿から東は日中は晴れる。
沖縄は雨のち曇り。
気温は平年並みか高め。

【イシモチ】 Pennahia argentata(Houttuyn,1782)

       Silver croaker

       White croaker

☆スズキ系スズキ目スズキ亜目ニベ科シログチ属に分類される海水魚です。

<概要>

〇イシモチ

初心者でも釣りやすい魚の一種です。

@鮮度が落ちるスピードが早い

 鮮度が落ちるスピードが早い為、
 生食用として出回ることはほぼ無いが、
 塩焼き用の魚としては、スーパー等で安い価格で販売されています。

@正式名称

 「シログチ」です。

 シログチは1年を通して釣れる食用魚として知られています。

@大きな耳石

 シログチがイシモチ(石持ち)と呼ばれる理由は、
 数ある魚の中でも「大きな耳石」を持っているからです。

 ★耳石

  炭酸カルシウムの結晶から構成される組織のことを指すが、
  基本的に脊椎動物はどんな生き物にも耳石が存在します。

  魚の場合ですと頭の辺りに3種類の耳石があります。
  シログチは扁平石と呼ばれる耳のサイズが大きい為、
  主に関東でイシモチと呼ばれています。

  耳石とは耳にあります感覚器官の構造物です。
  白色の固形物で魚種により、
  耳石の形が異なる事や個体の成長に伴い、
  耳石も成長するといった特徴を持っています。

  □魚の耳

  耳石は文字通り、耳の中にある石です。
  
  ・魚:人のような耳(耳殻)はありませんが、頭の中に耳を持ちます。
     魚類の場合は、その中の内耳のみがあります。

  ・人:耳は外耳(がいじ)、中耳(ちゅうじ)、内耳(ないじ)があります。

  ◆人の耳

   ・外耳:耳殻と外耳道(耳垢の溜まるところ)等、
       外からの音を鼓膜へ伝えます。

   ・中耳:耳小骨やエウスタキオ管のある所や、
       鼓膜からの耳を増幅して内耳へ伝えます。
   
       [エウスタキオ管「耳管(じかん)」Eustachian tube]

       内耳(鼓室)と咽頭を繋ぐ管状の器官です。

       中耳側の1/3は耳管骨部、
       咽頭側の2/3は耳管軟骨部といいます。

       耳管軟骨部から耳管骨部移行部の数mm上喉頭側に、
       耳管狭部と呼ばれる最も内腔が狭い部位があります。

       耳管の内側は全て鼓膜で覆われています。
       又、上喉頭にあります耳管の入口のことを耳管喉頭口といいます。

       耳管喉頭口周囲には、
       口蓋帆張筋と呼ばれる耳管軟骨を引っ張り、
       開大させる筋肉が付いています。

       耳管の長さは、成人で35~40mmといわれています。

       耳管は中耳の圧を外気圧と同じする為にあります。
       
       体の外で急激に気圧の変化が起きた時に、
       人の聴力を正常に保つ為に、
       生体に備わっている圧調節機構であるということが出来ます。

       さらに耳管は、中耳の分泌物を上咽頭へ排出する働きもあります。
       耳管の内腔の鼓膜は繊毛上皮に覆われていて、
       鼓室から上咽頭へと繊毛運動により、分泌物が排出されます。

       そして、耳管は小児と大人で形状が異なります。

       一般に小児の耳管は開きにくく、
       鼻啜(すす)り等の陰圧で簡単に閉鎖します。

       一方で強い鼻咽腔の圧で開きます為、
       強い鼻水かみ等で副鼻腔炎の感染が波及しやすい傾向にあります。

   ・内耳:・中耳からの音(振動)を感覚細胞が受容します。

       ・半規管で体の回転や加速度を受容し、
        前庭で体の傾きを受容します。

       上記の需要信号を神経を通して脳へ伝えます。
       (ぐるぐるバットでやられたり、船酔いでやられるところ)

  魚には人のような耳(耳殻)はありませんが、頭の中に耳を持ちます。
  魚類の場合はその中の内耳のみがあります。

  魚類の耳石は内耳の中で耳石器官の構造物として位置しています。

  ・重力          ・体の回転

  ・加速度         ・傾き

  ・音の受容

  これらに関わっています。

  そして一般的な魚類のうち・・・

  ・無顎(むがく)類

  ・軟骨魚類

  ・硬骨魚類

  硬骨魚類のマンボウ類は平衡砂を持つとされています。

  *平衡砂・・・寒天状物質でその大きさが小さい為、
         「砂」と表現されています

@かつて武士の時代

 イシモチ等の耳石を刀の鞘の装飾に使用したという事例があり、
 工芸品としての価値があったことも確認されています。

@「グーグー」といった鳴き声

 これが愚痴を言っているように聞こえることから、
 「グチ」という名称が付けられ、
 中でも体色が白いものをシログチと分類しています。

@ニベ

 尚、シログチを同じ科に分類される「ニベ」のことを、
 イシモチと呼ぶ地域もあるが、
 スーパー等で販売している魚は、シログチであることが大半です。

@ニベとの違い

 ニベは「スズキ目ニベ科ニベ属」に分類される魚です。

 同じニベ科ではあるが、属の分類が異なります。

 ニベもイシモチも同様に「グーグー」と鳴き、大きな耳石を持ちます。

 イシモチとは異なり、ニベは身体の側面に小黒色斑点列があります。

 こうした模様の違いを見ると、イシモチとニベを簡単に区別できます。
 
 又、ニベはイシモチよりも大きく成長し、
 最大では全長が80cmに達することもあります。

 *地域によりまして「ホンニベ」「ハラカ」と呼ばれる魚は、
  ニベのことを指します

@生息地

 青森県~九州地方までのほぼ全国の沿岸部に生息しています。

 ☆棲息地

  水深約10~150mくらいの浅瀬で砂泥の海底を好みます。

問題 ある都道府県の小田原市の特産品で、
   イシモチを使用した蒲鉾があります。

   ある都道府県を教えてください。

1、愛媛県

2、神奈川県

3、愛知県

ヒント・・・〇蒲鉾

      味付けしてよく練った魚のすり身を木の板に、
      盛り付けて蒸しあげたものです。

      食材には主に白身魚のイシモチが使用されます。
      魚をすり身にする前に何度も水に晒(さら)し、
      不純物や油分を取り除くことで、
      きめ細かく弾力のある食感の蒲鉾が生み出されます。
      板からはみ出した扇形が特徴です。

      小田原では室町時代には既に蒲鉾が作られていましたが、
      盛んに生産されるようになったのは江戸時代後期です。

      相模湾が近く、魚がよく獲れたこと、
      箱根丹沢山系を水源とするミネラル豊富な水に恵まれたこと、
      東海道の宿場町という多くの人々が行き交う場所であったこと、
      関西地方の焼き蒲鉾とは異なる江戸好みの蒸し蒲鉾が、
      全国に知られるようになりました。

お分かりの方は数字もしくは小田原市の特産品で、
イシモチを使用した蒲鉾があります。
小田原市がある都道府県をよろしくお願いします。