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サツキ

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こんにちは!九州から東北まで晴れるが、

午後は山沿いや内陸を中心に局地的な雷雨。
北海道は雨や雷雨。
沖縄は曇り。
全国的に厳しい暑さが続く。

【サツキ】 皐月 杜鵑 Rhododendron indicum

            Satsuki azalea

☆ツツジ科ツツジ属に分類される植物です。

<概要>

サツキとは本来、
本州から屋久島の川岸の岩場等に自生している原種を指していましたが、
近年は近縁種との交雑で作られた園芸品種の総称として
用いられるようになりました。

多くの園芸品種が作られまして、花の色や模様は様々あります。

学名の「indicum」はインド産という意味になりますが、
サツキは日本原産の植物です。

〇基本情報

@和名

 ・皐月

 ・皐月躑躅(さつきつつじ)

@分布

 日本全土

@樹高

 0、5~1m

@花の大きさ

 3~4cm

@開花時期

 5~6月

〇特徴

@花

 花径3~4cmの漏斗(じょうご・ろうと)型の花を枝先に2~3個付けます。

 *漏斗・・・口の狭い容器に液体を注ぎ込む用具です。
       ラッパのような形で細い先を瓶等の口に差し込みまして、 
       上から液体を流し入れます

 古くから多くの園芸品種が作られていまして、
 花の形や色、花弁の数等は品種によりまして異なります。

@花の色

 ・白色          ・赤色

 ・ピンク色        ・紫色

 このような色のものが多く、一色のみならず模様のある品種も多いです。

@咲き方

 ・一重咲き

 ・八重咲き

 ・キキョウ咲き

 これら等、咲き方も様々あります。

@葉

 川岸や岩場に自生する植物の為、茎は這う性質が強く低い姿勢で自生します。

 樹高は0、5から1m程で細い枝が分かれていまして、
 その枝の先に葉が集まって付きます。

 葉は小さくて固くて艶がありまして、疎(まば)らに毛が生えています。

 品種の違いによりまして葉の形ですが・・・

 ・楕円形の並葉          ・並葉よりも丸みがある丸葉

 ・細葉              ・角葉

 これら等、様々あります。

@根

 水に強いです。

〇種類

サツキは1500種を超えています。

一部の品種ですが・・・

@大盃(おおさかずき)

 サツキの中でも、最も原種に近いとされる品種です。

 サツキというとこの品種を指すことが多いくらいにメジャーな品種です。

 ★花

  一般的な一重咲きで、花肉の厚い中輪です。

  花の色は濃い桃紅色で模様はありません。

@紫苑(しえん)

 一般的な一重咲きの花で、大きさは中輪です。

 ☆花

  花の色は薄い紫色に近い紅色に濃紫紅色の大小絞り模様が入っているもの、
  模様の入っていない濃紫紅色のものがあります。

  ・大絞り :太い線がおおまかに入ったもの

  ・小絞り :短い細い線が部分的に入っているもの

  ・大小絞り:それらが混ざったもの

 ★葉

  葉の形は大きさも一般的なサツキと同様に中葉です。

@涼風(すずかぜ・りょうふう)

 ☆花

  一般的な一重咲きで、大きさは小輪です。
  そして、色は薄紫色で模様は入っていません。

  花の大きさは小さいですが、
  この品種は多花性(たかせい)で花を多く付けるのが特徴です。

  *多花性・・・開花する花が多い性質のこと

 ★葉

  葉はよれのある細葉で、花も葉も全体的に小さいのが特徴です。

@金盃(きんぱい)

 ☆花

  一般的な一重咲きですが、花弁の形は少し丸みを帯びた丸弁です。 
  そして、大きさは一般的な中輪です。

  花の色は・・・

  ・花弁の外側:朱紅色

  ・花弁の内側:白っぽい色の底白模様

  *底白模様・・・紅色系や紫色系の有色花の中心部が白く抜けている模様

  このようになっています。

 ★葉

  照葉(てりは)で小葉、秋に紅葉するのが特徴です。

  *照葉・・・草木の葉が紅葉して、美しく照り輝くこと

@桃香(ももか)

 ☆花

  花の大きさは小輪で、花筒が深く花弁が少し開いて咲くキキョウ咲きです。

  *キキョウ咲き・・・キキョウの花に似た星型に咲くのが特徴

            桔梗は、キキョウ科の宿根草(しゅくねそう)です。
            近年、自生種は減少してしまいまして、
            絶滅種に指定されています。

            初夏から秋に風船のような蕾が弾けますと、
            星型の美しい花が開花します。

@寿姫(ことぶきひめ)

 ★花

  花弁の形が丸みを帯びた丸弁で、大きさは一般的な中輪です。

  花の色は純白地に緋紅色の大小絞りや覆輪(ふくりん)、
  白色や緋紅色の無地があります。

  *覆輪・・・葉や花弁の周辺に地の色とは異なる色が入る斑模様のこと

 ☆葉
  
  葉肉の厚い丸葉で、大きさは中葉です。

@鹿沼の輝(かぬまのかがやき)

 ★花

  花の形や大きさは、一般的な一重咲きの中輪です。

  花の色は純白地に濃紅色の大小絞りや吹掛け絞り、
  飛び入り絞りや覆輪の模様が入ったり、白色や濃紅色の無地もあります。

  *吹掛け絞り ・・・吹きかけたような紅色の模様のことで、
            生物学的には一種の突然変異のことを指します

  *飛び入り絞り・・・細かい線が不規則に入ること

 ☆葉

  照りのある中葉です。

〇花言葉

・節制

・節約

・貞淑(ていしゅく)

原種のサツキは川岸や岩場に自生していた為、
川の水が増えた時にでも耐えられるように根張りが強く、
茎も低い姿勢で生息しています。

その姿から「節制」や「節約」、
又、女性が操(みさお)を固く守っている様子にも捉えられまして、
「貞淑」の花言葉が付けられたとされています。

〇幸福、協力を得られる

この2つの言葉は沢山の細かい枝が分枝しまして、
その枝の先に葉が集まっている様子から付けられたと考えられています。

問題 下記の文章から、どの都道府県にサツキが生えているかを教えてください。

   ダム建設により自生地が水没しました。

   現在、道志川(どうしがわ)等の人が、
   容易に近づけない渓流に少数が残るのみになっています。

   正解の都道府県目録(1933)や正解の都道府県(1958)には、
   「津久井」とあります。

   筆者の高橋さん(1982)が飽子(ほうこ)付近で確認していますので、
   道志川にサツキが分布していることは予想されていましたが、
   正解の都道府県博物誌(1988)の調査では採集されていませんでした。

   その後・・・道志川渓谷を青山貯水池付近から両国橋まで調査したところ、
   飽子、青野原、亀見橋、道志第2発電所、夫婦園の上流等に、
   点々と生育を確認することが出来た。

1、東京都

2、神奈川県

3、埼玉県

ヒント・・・〇正解の都道府県

      サツキ分布の東源です。

      湘南、鎌倉、三浦半島で見るサツキは、
      いずれも生垣で用いられる園芸種です。

      正解の都道府県では、海老名市と厚木市の市の花です。
      しかし、どちらも園芸種を指しているようです。

      道志川本流の山梨県側にも分布の可能性はありますが、
      神(かん)の川の川幅は広く、
      サツキが生息している可能性は低いです。

お分かりの方は数字もしくは上記の文章から、
どの都道府県にサツキが自生しているかをよろしくお願いします。