モリバランノスケ

ナギエの夢

日記

昨夜も、良く眠れたようだ。ナギエは、薄っすらとした膜のような殻を通して、朝の光を感じている。毎朝、Familyの皆で行う、ラジオ体操の効果?。狭い殻の中で、体を動かすのは、気分的にも体力的にも、とても良いようである。

(生きてるのは言葉)と、言ったのは、今から15年前、47歳の若さで失くなった女流哲学者である。僅か、20年弱の出筆期間で、50冊程の本を現す。ナギエは、母から、彼女の考え、想いをよく聞かされた。昨夜も、夢日記に出て来た。
それから、夢に現れたのは、自分が小蝶となって、南から北、北から南へと、旅を重ねる姿。

先ず、宮古島、満月が照らす、白砂の海岸。
次に、沖縄読谷村東シナ海を見下ろす絶壁。
次に、大分県日田市の古い町並天ヶ瀬温泉。
次に、岡山県の熱帯果実園コーヒーの樹木。
次に、岐阜の古城篠脇城跡、古今伝授の郷。
次に、千葉県南房総にあるログハウスの森。
次に、宮城県亘理の青葉が薫る、亘理城址。
次に、岩手山の山麓、八幡平の別荘エリア。
次に、北海道ジオパーク内浦湾の静かな渚。
次に、北海道勇払原野の水芭蕉咲く大湿原。
最後、札幌近郊の温泉郷、ログハウスの森。

無論、自分がこれから訪ねる場所てあり、未踏の所だ。母のお蝶から聞かされていた、憧れの
聖地。僅かな瞬間、走馬灯の様に映された夢。