滝口彰

明治生まれのおじいちゃん

日記

 今朝、なにげなく祖父のことを思い出した、親父の親父の方、いなくなってから40年くらいたつのかな、亡くなる前数年間は認知症だったみたい、生まれたのは明治28年、生家は僕の母親の実家に近い、飯田線のとなりの駅だ、3人兄弟の末っ子。長男は若いころ電線を触って他界したという話だ、よっぱらうと話していた、よっぱらい話は他にもある。祖父が白い馬に乗った父親から馬を家に連れて帰るようにいわれたのであるが”絶対乗って帰るな”といわれたにもかかわらずやっぱりのっちゃって馬は逃げちゃったらしい、なんかひょうきん、また祖父の時代には戦争はなかったけど徴兵制度で軍隊にいってた時期があってそのときの話をしてたことを思い出す。
 祖父とはずっと同居していたが中学にあがったとき家が新築されて自分用の部屋ができて祖父とは他人のような関係になってしまった。
それまではおじいちゃんの部屋にあった白黒テレビでガッチャマンみたり、おじいちゃんの寝ていたマットレスの磁石とっちゃったりよくあそびにいってたりしてたんだけど中学生という年代がおじいちゃんという存在を遠ざけちゃったのかな?僕のまだあったことのない一番上の孫も小学校6年生、そんな年頃だ。」
天国にいる祖父は自分が生きているとき小さかった孫がこんな文章を書くなんて夢にも思ってもいなかっただろうな!

  • りり

    りり

    2024/06/22 10:00:05

    おじい様との思い出、そしてちょっとおちゃめな話・・・
    私は祖父母と一緒に暮らしたことがないので思い出ってないんですよね。
    年に数回会う程度だったけど、いつも笑顔で迎えてくれて。。。
    私が学生の頃になくなってしまったので、うまい言葉もかけられずだったけど。
    いまだったら、いい言葉伝えられたかなって、たきさんの日記読んで思いました。