ロックな薬局の話
昔住んでいた家の近くに、おじいちゃんが経営しているロックンロールな薬局がありました。
ここがなかなかステキな薬局で、まず調剤室が物置き。
一般用医薬品はあるけど調剤に使う医薬品(当時「薬局医薬品」という単語は無かった)はおそらく無い。
保険使えるって書いてないから処方箋持ってっても10割負担。
経営者がおじいちゃんで、年金もらってるし、家賃払わなくていいから趣味で薬局経営しています、って感じでした。
夕方に行くと、薬剤師のおじいちゃんと常連客なのかお友達なのかわからんおっちゃんが桃を食べながらダラダラ話し込んでいて、おじいちゃんに消毒用イソプロパノール(当時「消毒用エタノール」の半額くらいで買えた)を注文すると、おっちゃんが
「昔はメタノール入ったエタノール燃料に火をつけてメタノールを燃やして、残ったエタノール飲んだんだぞ。」
とか教えてくれるの。
もう最高w
さらにお店の角でタバコを売ってて健康増進法ガン無視。
公衆衛生上どうなんだと問いたい。
問い詰めたい。
小一時間問い詰めたい。
数年前におじいちゃんがお亡くなりになり、今は同じ場所で息子さんが歯科医院を経営しています。
とまと
2024/06/26 00:30:23
ロックというかワイルドというか・・・。