重賞展望
今週末の重賞は七夕賞とプロキオンSの2つ。
【七夕賞】時期的に雨の影響を受ける年が多くて19,20年は外差し決着、21年は速い脚が使いにくく前残り決着。良馬場やった22年はハイペースで差しが決まってスロー気味で流れた23年は内前有利と傾向は年によってバラバラ。今年は開幕週の先週は開催中はほぼ雨の影響は受けへんかったし、良馬場なら内前の優位性はまだありそう。あとは展開次第。福島2000は最初のコーナーまでの距離が長く1800と比べると序盤のペースは上がりがち。七夕賞も過去5年で明確にスローバランスになったのは23年だけでそれ以外はミドル~ハイで流れてる。今年は前に行きそうな馬は何頭かいてるけどハイペースで飛ばすような馬はおらんしミドルくらいになりそうな印象。血統ではキングマンボや母父ディープが近年は目立つ。少し前やとヴァイスリージェントやロベルトも良かった。
キングズパレスは前走新潟大賞典は馬場も展開もかなり特殊やったから評価が難しいけど能力的にはここでは最上位の1頭と見て良さそう。ただ長めの距離で差す競馬をしてる馬やからね。小回りの2000で位置を取れるとは考えにくいし、基本は外を回す馬やから普通に考えれば中団~後方から外を回す形になりそう。そういう競馬が不利にならへんような馬場や展開になるかが問題やね。レッドラディエンスはなかなか勝ち切れへんけど新馬戦以外は馬券を外してへん安定感のある馬。ドゥレッツァと僅差のレースもしてるけど良くも悪くも相手なりというかいかにも切れへんタイプのディープ産駒っぽいなと。優等生らしく前に行く競馬は出来てるけど殆どが直線の長いコース+スローで、ペースが上がってもやれるか。そもそも速い流れでも前に行けるかは未知。初の重賞挑戦で斤量57キロも結構見込まれたなと。リフレーミングは2走前に同条件の福島民報杯を勝ってるけどこれ自体は大したレベルでもなかったし基本的には後方一辺倒やからね。キングズパレス以上に馬場や展開次第といった感じ。ボーンディスウェイは中山金杯4着は展開に恵まれた面が大きいし正直重賞である程度人気で重い印を打ちたいほどかとなると微妙。穴っぽいところではまずフェーングロッテン。以前は前に行って立ち回りの上手さと持続力で粘り込むタイプやったけど去年のこのレースでスタートから全く行く金を見せず後方からの競馬で惨敗。その後2戦も前に行けず惨敗と元々ブリンカーを装着して気性面を改善した馬だけにとうとう時限爆弾が爆発したんかなって思ってたけど何とそこから2か月の間に去勢手術されて小倉大賞典に出走。これだけでも驚きやけど1000m通過57.2の激流を2番手で追走。流石に最後は失速したけど58キロを背負ってたことや4角でカラ馬の影響を受けたことを考えれば5着に踏ん張ったのは好内容。この時速い流れを経験したことで今回は楽に感じるやろうし小回り2000はベスト条件。あとは福島民報杯5着は微妙やけどこの時は57キロを背負ってたしこのコース自体は合ってるカレンルシェルブル、ノリさんなら内枠でも引けば前に行かせそうなアラタあたりを挙げときます。