重賞展望
今日行われたセレクトセールでキタサンブラック産駒が5億9000万円で落札されたとか。5万9000栄一か。今週末の重賞は函館記念と函館2歳Sの2つ。
【函館記念】函館2000はスタートから最初のコーナーまでホームストレッチを目一杯使うことで前半からペースは上がりる傾向。函館記念も過去5年でミドルペースやった19年以外の4年は1秒4~3秒4の前傾ラップ。最終週(19年以前は最終週の前週)に行われるということもあって荒れ馬場で時計も上がりも掛かるタフな消耗戦になることが多い印象。差し馬も充分好走出来るけど極端に後ろからというよりは4角である程度の位置にはいてる方がベターかな。血統ではキングマンボやロベルト、ステイゴールドあたりが目立つ。
ホウオウビスケッツは巴賞勝ち馬というのが最大のネック。有名なデータやけど巴賞の勝ち馬、連対馬を含めても過去10年で馬券圏内はゼロ。やっぱり開催時期の違いで馬場状態が違うことやスローになりやすい1800とミドル以上になりやすい2000では求められる能力が全く違うってことなんやと思う。この馬自身ある程度ペースが流れての2000m以上のレースでは好走出来てへんようにスタミナ面でも不安はあるしね。巴賞2着のデビットバローズも当然強くは推しにくい。こっちはペースが流れての2000m戦を勝ち切ったことはあるけどここ3戦は馬場や展開、斤量に恵まれた感が強く人気で重い印を打ちたいとまでは思えへんかな。サヴォーナは長めの距離を使われてきただけあってスタミナの心配がいらんのは大きい。ただスタート自体は速くないからこの距離のペースでどういう位置取りになるかはポイントになりそう。日経賞なんかはハイペースで先行出来たし消耗戦自体は悪くなさそうやけどね。チャックネイトも長めの距離を使われてきた馬で2000m以下のレースに出ること自体新馬戦を除けば1年ちょっと前の江の島Sだけ。この時もかなりのスローやっただけに速い流れでの追走面は課題になりそう。能力自体は最上位の1頭やとは思うけど小回りの経験も殆どないしトップハンデの58.5キロでどうなんかなと。面白そうなのはまずマイネルクリソーラ。前走新潟大賞典は苦手な良く線の長いコース+スローの決め手比べ。2走前の中山記念は開幕週の内前有利な馬場で出遅れ。3走前の中山金杯はスローで多くの馬が力を出し切れへんかったレースで先行。それだけ見れば大した評価はでけへんけど都と枠から終始外を回ってたマイナスもあったことを考えればそう悪くない内容。去年の夏は函館で2戦2連対。札幌でも1勝を挙げてるように洋芝巧者。血統的にも合いそう。あとはトップナイフ。去年の札幌記念は再現性に乏しい馬場や展開ではあったけど他馬が避けるラチ沿いを通って強豪相手に2着と荒れ馬場や道悪適性はかなり高い。長期休養明けが気になるところ。巴賞組からは展開利があった前に行った馬よりは差して届かずやった馬を狙いたい。アケルナルスターはスタートが遅く位置は取れへんけど長く脚を使える馬でマクる競馬も得意。馬場や展開がハマるか次第な面はあるけど舞台自体は向きそうなイメージ。