重賞展望
ドウデュースは凱旋門賞を見送って秋は国内GⅠ3戦で引退予定とのこと。これで凱旋門賞行くのはシンエンペラー1頭だけになりそうやね。
【函館2歳S】過去5年全てで前後半差2~3秒のハイペース。毎年同じこと書いてるけどまだ新馬戦が始まったばかりで大半がキャリア1戦か2戦でその多くが逃げて勝った馬。当たり前やけど今回も逃げられるのは1頭だけ。逃げた経験しかない馬は逃げられずに揉まれる競馬になってどうか、前に馬を置いて落ち着いて走れるか不透明。仮に逃げられたとして内を中心に荒れ馬場の最終週+ハイペースで逃げるメリットはほぼ皆無。といった感じで逃げて勝った馬、特に開幕前半の綺麗な馬場や遅い流れをスピードの違いで逃げて勝ったような馬は毎年人気でコケるパターン。狙いたいのは逃げずに競馬が出来た馬。特にそれがハイペースや荒れ馬場ならなお良し。血統ではプリンスリーギフトらスピード型ナスルーラ系、ストームキャットらスピード型ノーザンダンサー系あたりが目立つ。以前はフジキセキの血を引く馬も好走が目立った。
サトノカルナバルは東京1400の新馬戦で7馬身差の圧勝とインパクトは大きかったけど36.5-12.8-34.3とペースが上がりにくい東京1400としてもかなりのスロー。直線の長いコースや馬場状態も含めて今回とはあまりにも違い過ぎて裏付けとしては何一つないというのが正直なところ。その点エンドレスサマーは同コースの函館1200で5馬身差の圧勝してる分適性面の安心感はあるけど34.8-34.6と後傾ラップの逃げ切りやったことから今回も逃げられるかは微妙。というか同じテンの入りではまず無理。ヤンキーバローズは逃げずに勝ててるけど5頭立ての5番枠で終始外でストレスのないレースは出来てたからこれだけでは何とも。新馬戦のレースラップは34.9-34.9で自身は35.1-34.7。エピファ×ディープの血統でハイペースのスプリント重賞というのもどうなんかな。ニシノラヴァンダも同コースの新馬戦を4馬身差の圧勝。34.1-35.2とハイペースで逃げ切ったことから少なくとも前には行けそう。ただそれがプラスになるレースではないし新馬戦の2着馬は次走で惨敗したのも気になるところ。面白そうなのはまずエメラヴィ。新馬戦は34.7-35.0と速い流れではなかったけど好位のインでしっかり我慢出来てたし最後までしっかり末脚を使えてたのも好印象。血統的にスプリント色があんまりなさそうなのは若干気になるけど。あとはチギリ。新馬、未勝利と同コースで逃げずにしっかり末脚を使えてるのは良い。最後にリリーフィールド。新馬戦はダート1000mで6馬身差の圧勝と芝適性や逃げんでもやれるかは未知やけどモズアスコット×アグネスタキオンなら芝のハイペースが全くの不向きってこともなさそう。