コーヘイ

重賞展望

日記


先週で函館開催が終わって今週末からは札幌開催がスタート。そして小倉と福島はラストウィーク。重賞は中京記念1つだけ。

【中京記念】本来は中京1600のレースやけどここ数年は条件がコロコロ変わって今年は21,22年以来の小倉1800での開催。小倉1800はスタートしてから初角までの距離が短く1コーナーから2コーナー途中まで上りに当たることで快速逃げ馬でもおらん限りは序盤からハイペースにはなりにくいコース。ただ中盤~後半は上りが一切ないため緩むポイントがなくロンスパ持続力戦がデフォルト。21,22年は約2秒のスローで勝ったのは前に行った馬やけど2年とも差してきたカテドラルが2着。馬場や展開次第で差しも届く舞台。今年はというと土曜の牝限未勝利戦で1.47.4で2勝Cで1.47.6と前後してるけど同程度なら1分46秒切るくらいは出そう。問題は日曜不良馬場まで一気に悪化した中で使われたことやね。時計の出方やどこを通った馬が有利かは見極めたい。血統では2年だけで参考程度にしかならんけどロベルトやトニービンあたりが目立つ。

エルトンバローズは中山記念でかなりノメってたようにここ3戦は道悪で力を出し切れへんかったんかなと。高速決着のマイル戦では流石にスピード面で厳しいやろうから距離はこれくらいあって良いはず。内回りも問題ないし条件的には悪くないけどGⅠでも好走した馬がここを目標に仕上げて来るか?ってことと斤量59キロは気になるところ。セオは先行力があって安定感のある馬で馬体が増えてきて力もつけて来てるとは思うけど、前走都大路Sは緩い流れで前有利やったことを考えると中団で1キロ余計に背負わされて中団から差してきたアルナシームと今回は同斤でどこまでやれるか。コーナー4つもポイント。エピファニーはとにかく掛かり癖が酷い馬でスローやとどうしても力んで自滅するから速い流れが良いタイプ。前に馬を置きたいし、かといって外からまともに被せられると良くないからね。能力や適性以前に気難しい馬やから人気で信頼するのはちょっと怖い。ニホンピロキーフは前走鳴尾記念は終始馬群の外で浮くような厳しい形で距離もあったんかもしれんけどそれにしても負けすぎな印象。戦績通り平坦巧者で小倉は合うけどマイラーズCを含め好走したレースは道悪や時計の掛かる馬場が多くて高速決着への裏付けが乏しいのが気になる。アルナシームは左回りでの手前の変換が上手くないみたいで前走エプソムCは最後伸び切れへんかった。東スポ杯2歳Sでは制御不能になったようにこれも気性面の難しさがある馬で適性が見えにくいけど、母はアルアインやシャフリヤールの全姉で父モーリスという血統からも高速馬場+締まった流れの千八がベスト条件かなと。コーナー4つの実績は乏しいけどもっさりしたストライドで走るタイプでもないし問題なさそう。前に行きそうな馬は多いし極端なタフ馬場とかやない限りは良さそう。穴っぽいところならまずセルバーグ。前走エプソムCは大外枠から強引にハナを奪って道中も厳しい流れやったし58キロの斤量も厳しかった。2走前の新潟大賞典は出遅れて道中一気にポジションを上げるチグハグな競馬で参考外。3走前の同コース小倉大賞典はハイペースで逃げての3着。能力や適性は問題ないはず。ただ今回他にも前に行きそうな馬が多いのは気になる。最後にカテドラル。速い脚は使えへん馬で小倉開催やった21,22年2着に来てるように持続力勝負になる小倉は合ってる条件。近走は条件や展開が向かへんかったり実績があるせいで斤量を背負わされたりと敗因はハッキリしてる。今回も58キロと決して楽ではないし8歳となるとそもそも衰えもあるかもしれんけど来るならここしかないかなと。