https://mainichi.jp/articles/20240717/k00/00m/030/159000c

トランプが、また金の無心を始めた。

米国は台湾が侵略されても防衛しない、というトランプ。

台湾は金持ちの国なのに米国にタダで守ってもらおうというのだからおかしい　という理屈だ。

台湾は米国に守ってもらいたいなら金を払え　とトランプが要求。

金を払わないなら中国が侵略しても米国は何もしない、そうだ。

そう言えばトランプはヨーロッパの国々がロシアに侵略されても防衛しないようなことを発言していた。

NATOから米国は抜けるとも言った。

ロシアにヨーロッパを侵略するように勧めるとも言った。

つまりトランプの米国は同盟国を堂々と見殺しにするというのだから、同盟関係は反故になったのだろう。

韓国や日本に負担金を５倍払えと唐突に要求したトランプ。

全てを総合すると米国の安全保障は価値がないことになる。

トランプのアメリカファーストは米国に金を払う国だけを守るという意味あい。

そして同盟国でも金払いの悪い国は見殺しにするよ、と宣言しているようなものだ。

そうなると西側諸国が東側に集団で対抗するという防衛構想自体が絵に描いた餅になったのだろうか。

互いに協力することでロシア、中国、北朝鮮などの核武装国に対抗してきた西側の結束から米国トランプは　一抜けたと無責任の局地をやる。

台湾が侵略されても知らんよ。　嫌なら金を払え　と要求する米国。

これではロシア、中国と大して変わらないのではないか。

こういう無責任な国家運営を今の米国人が求めているのも、また事実。

巨額の防衛費を投じて米国は最強の軍隊を維持しているが、それは米国のためだけに使いますよというトランプ。

その軍事力を背景に同盟国からみかじめ料を集めれば、米国はあっという間に今以上の富を得る。

トランプという集金マシンを大統領にする米国人の本音は「金よこせ」なのだから困ったものだ。

その手始めはウクライナ支援中止である。