コーヘイ

重賞展望

日記


開幕週やった札幌は時計が出やすい分、後方から外回して良いような馬場ではないけど概ねフラットと言って良い状況。ここからレースを重ねてどうなるか楽しみ。今週末からは新潟開催もスタート。重賞はアイビスSDとクイーンSの2つ。

【アイビスSD】ポイントとしてはまずは外枠有利。これはシンプルに外ラチを頼れるというのが1つ。そして使われてへん分馬場が綺麗のが1つ。これに関しては23年は内枠から差してきたオールアットワンスとロードベイリーフが1,3着やったし、21年には最内枠から終始内ラチ沿いを走ったバカラクイーンが3着に入ったように開幕週に行われるアイビスSDでは内枠の不利は軽減されるけどそれでも外枠有利に変わりはないのが現実。競馬ファン全員知ってることやから人気に反映されるのが辛いとこやけど。あとはそのオールワットワンスやロードベイリーフがそれぞれ21年、22年にも馬券圏内に来たことがあったようにリピーターが生まれやすいのも特徴。千直に限った話ではないけど、特殊コースほどリピーターが生まれやすいのは競馬の定石。上級条件の千直好走馬はチェックしておきたい。最後に斤量。過去5年の馬券圏内15頭中10頭が牝馬なのも夏は牝馬とかいう格言やなくシンプルにスタートダッシュが大事な極限のスピード比べにおいて斤量差の影響は大きいから。血統では有名な話やけどレース創設以来父サンデー系は未勝利。スピード型ノーザンダンサー系、スピード型ミスプロ系、スピード型ナスルーラ系が目立つ。

最重要ステップは韋駄天S。春の新潟は芝の生育が悪かったのか開幕週からタフで時計の掛かる馬場。韋駄天Sが行われた最終週には内はボロボロやったし勝ち時計も55.0と野芝オンリーの開幕週で行われるアイビスSDにどこまで直結するかな?とは感じる。その韋駄天Sを勝ったチェイスザドリームはこの時が初芝で斤量も1キロ重かったことを考えればある程度評価はして良いかなと。ダート短距離を主戦場にしてきただけあってテンの速い流れにも慣れてるしね。ただ前述したように全く違う馬場になりそうなだけにそこは気になるとこやね。ウイングレイテストは阪神Cではテンの3F33.1で逃げれたし初の千二函館SSでは前傾ラップで先行して2着とスプリント色の強い流れでもやれるところを見せた。ただ今回はテンの3F32秒台前半がデフォルトの千直やからね。もう一段階上のスピードを見せられるかどうか。現段階では未知やし斤量59キロも響いてきそうなだけに積極的に狙う理由には欠けるかな。モズメイメイはこの1年ずっと二桁着順が続いてたけど前走函館SSで突然好走。これまで好走経験のなかった前傾スプリント戦で好走したあたり不気味さはあるけどこれも現状千直向きのスピードは見せてへんから人気で狙う理由としては弱いかなと。ファイアダンサーは去年1番人気に推されながらシンガリ負けしたのは熱中症が原因とのことで度外視で良さそう。千直実績も豊富ではあるけど気になるのはこのコースで斤量54キロ以下やった時は4戦全て4着以内で今回と同じ55キロ以上の時は2戦して5着と18着(これは去年のアイビスSD)。ジャスパークローネは前走北九州記念は出遅れで度外視。千直でもファイアダンサーやマイヨアポアに完勝してるようにスピード負けの心配もなさそう。58キロがどう影響するか。面白そうなのはディヴィナシオン。前走の韋駄天Sは10番枠から道中外ラチ沿いまで寄せられたのは良かったけどその後前がドン詰まりでまともに追えず2回ブレーキまでかけてたからね。手応えから考えるとスムーズなら勝ち負けの可能性は高かったはず。後ろからの競馬になるだけに高速決着で胴かはあるけど高速馬場自体は千二で好走してるし人気を考えればギャンブル的に狙っても良いのでは。あとはシンプルにコース実績のあるロードベイリーフ、マウンテンムスメ、ショウナンマッハあたりが好枠を引ければ。