ゴヤの名画と優しい泥棒 2020年|イギリス
とにもかくにも「このくらいの時代だからこのくらいに収まった」感じはします。
今の日本でNHKの無料化を訴える運動をしている無職の年金受給者が
トーハクで見返り美人図でもを盗んだらSNSの発達がある分目も当てられない
論争が巻き起こりそうです。
BBCが無料化を実施したのが盗難から大分間をおいてなので、
彼のおかげということではなさそう。
その後は特に何かあるわけでもなく特に誰に知られるでもなく亡くなったようですし……。
もうちょっと詳しく知りたくて調べたんですが意外にも
ケンプトン・バントンの日本語版ウィキペディアがありませんでした。
侵入者をジッと見つめるいくつもの肖像画の目のアップからの、
絵が盗まれたあとサッとムンクの「叫び」が現れる一連の盗難シーンが好きです。
今見返すとカメラワークにかなり気を使ってました。
「fucking」という汚いスラングも伏線でしたかね。
最後の三十分でだいぶケンプトンの印象が変わるんですが、
それにしたってそこまでの妻のドロシーの気持ちを考えると辛いものがあります。
何度も信じては裏切られ、家庭ではないものを優先する夫……ぬーん。
本当に優しいのは「泥棒」ではないかも。
ストーリー
1961年、ロンドン・ナショナル・ギャラリーからゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。犯人は60歳のタクシー運転手、ケンプトン・バントン。孤独な高齢者のために14万ポンドの絵の利子で公共放送の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件には隠された真相が……。
ヨネ
2024/08/13 16:19:16
もえーんさん>
おわ!いつも追ってくださりありがとうございます<(_ _*)>
もえーん
2024/08/13 07:47:03
アマプラに会ったので、見てみます (ΦωΦ)