重賞展望
【CBC賞】例年は7月の開幕週に行われるレースやけど今年は小倉と順番を入れ替えたことで8月2週目の開催。過去を参考にしようにも20~22年は他場開催で19年は不良馬場では参考になるわけもない。フラットに予想するしかないかな。中京1200は中山や小倉ほど極端ではないけど前傾ラップで流れやすいコースで基礎スピード面はある程度問われる。ただ長い直線に坂もあるから一本調子のスピード馬では押し切れへんし、末脚やパワーも問われる条件。この辺りが千四もこなすような馬が好走しやすい要因やと思う。あとは後方から外を回すと外に振られてロスが大きくなりやすいから外有利な馬場でもない限りは内有利になりやすいのもこのコースの特徴。先週の知多特別は33.4-33.9=1.07.3の好時計。差しも決まる馬場ではあったけど1分7秒前後の高速決着なら流石に後方から外を回すと厳しいか。血統ではスピード型ナスルーラ系、ダンチヒやストームキャットらスピード型ノーザンダンサー系の血が良さそう。
ピューロマジックはとにかくスタートが速く前走の北九州記念は32.3-35.6の超ハイペースを逃げ切った。この抜群のスタートと基礎スピード面は高く評価したいけど今回は年上の牡馬相手で3歳牝馬が滅多に背負うことのない斤量55.5キロ。これがスタートダッシュに響かんかはまず気になるし、これまで勝ち切ったのは全て平坦コースなことからも急坂コースへの適性もやや不安。アグリは千二でもそれなりに走れてはいるけどこの距離やテンの3F33.5を切るような流れでは追走が忙しく後ろからの競馬になってるように本質的には千四ベストと見て間違いないと思う。そういう意味では中京千二は中山や小倉よりは走りやすいけど斤量58.5キロで目標も先となると取りこぼしの可能性はありそう。ただ今回相手関係はかなり楽やからね。迂闊に軽視とも言いにくいんよねwスズハロームは今回初のスプリント戦。前走京王杯SCも約1秒の後傾ラップ。普通に考えれば速い流れに戸惑うと思うけど、中京1400のタイランドCではテンの3F33.3のハイペースを好位から好時計で圧勝したあたり不気味さはある。そもそもサトノダイヤモンド産駒がスプリント重賞勝つか?ってのはあるけど。ジャスティンスカイは初の千二やった鞍馬Sを好時計で勝ったのは驚いたけどレースラップは33.7-33.2で自身のラップは34.0-32.9とこの距離としてはかなり落ち着いた流れ。ハイペースになった前走函館SSでは追走が忙しく雪崩れ込むだけで精一杯と現状速い流れのスプリント戦では厳しそう。高速中京千二なら極端な前傾にはならへんやろうから前走よりはやれそうではあるけど能力面での裏付けがあるわけでもないからね。穴っぽいところならまずはカンチェンジュンガ。前走北九州記念はハイペースでも前が残る特殊な馬場の中でここまでのペースを経験したこともなかったからか後方から。直線でも進路を切り替えるロスがあったりしながらも3着とは差のない競馬やった。馬体がデビューから20キロ近く増えてるように力はつけて来てるし前走ほどペースが上がらんのも良さそう。あとは前走の北九州記念と春雷Sでカンチェンジュンガと差のない競馬をしてるショウナンハクラク。斤量や斤量差がその時と同じではあるけど立ち回り次第で逆転があっても。