日進月歩

オールトの雲

ハロー、ここにいるよ

日記

夜帰宅すると、家の前にミンミンゼミ発見。
転覆してるし死んでるのかと思ったら、脚が少し動いた。

奇しくも、蝉の死に際に立ち会ったのである。

生命の死際に立ち会うことは初めてだったので、これは興味深い。観察することにした。

絶命する瞬間とは一体どんなものなのかと。
夏の終わりとは今この瞬間なのかと。

私が近付くと、余る体力全てを持って脚を早々と動かしていた。
そんな脚も、段々と力尽きてゆく。

やがて動きが止まって、時も止まったかの様にただ静けさが佇んだ。

私は、冷たく固いコンクリートの上で絶命した蝉に少し同情し、葉っぱで掬って土の上で寝かせてやることにした。

近くから葉っぱをちぎって、蝉の背中の下にゆっくりと葉を忍ばせる…

「ジジッ!!」

ブーン


飛んで行った。


蝉、生き返った〜\(^o^)/