うろんころんの雑記帳

うとうと

何にもなかった(と思う)日
目まぐるしく移り変わった日
嬉しいこと悲しいこと腹が立つこと心震わせること
その日、その時、その瞬間
心に刻んでおきたい風景を書き留めています

三途の川への門出

ニコットガーデン

ガーデニングのランキングで入賞しました。

2024/08/06 ~ 2024/08/12
順位 大きさ
2位 スイートピー【ピンク】 4.93cm


スイートピーの花言葉の一つが「門出」

8月って戦争がらみで、しかも旧盆があって、
4を身近に感じちゃうんだよね。

12歳の時、愛犬が目の前で突然4んだ。
いつものように散歩に行った小学校の校庭。
いつものように夏休みで誰もいない校庭で引き綱を外した。
自由にうれしそうに駆け回る姿を見ていた。

そして、逆上がりができない私は、鉄棒で練習開始。
さぁ帰ろうと呼ぶけれど、木の根元に横になってちっとも来ない。
近づいてみると、口から泡を吹いて苦しんでいる。
立ち上がろうとしても立ち上がれない。

人をやって母を呼んでもらった。
何もできず、側で見ていただけの私。
だんだん弱って、苦しそうな息だけが聞こえる。
両親が駆けつけて来るまでの10分弱が、ひと月にも感じた。
亡骸を父が抱きかかえて家に戻った。

あの日から「4んだらどこに行くのか」気になって。
西條奈加 著 「三途の川で落としもの」
小学6年生の意識不明でベットに横たわる主人公の魂と、
三途の川の渡し守をする二人の武士とが組んでの、
現世とあの世の入り口を行ったり来たりの物語。

いじめや引きこもり、尊属殺人、無差別殺人と
内容は重いけれど、賽の河原にいる鬼、奪衣婆は
ファンタジー系ゲームのキャラクターのような
金髪美人のダ・ツ・エヴァ、懸衣翁は公務員のような県営王と、
現代っ子の主人公に思われてしまうところから笑える。

こんな三途の川の物語もいいかも。
主人公の新しい門出がまた楽しみな物語でした。






  • うとうと

    うとうと

    2024/08/21 21:55:35

    ふぅさん
    ありがとう、そして、驚かせてごめんなさいm(__)m
    リアルではこの10年近く毎年のように間近でお見送りしてて、
    それぞれが人生の幕を下ろす瞬間を忘れられません。

    ふぅさんのお友達の引き際の美しさはお手本にしたいと思っていますが、
    まだまだ元気で長生きしますよ・・それしか取り柄がない私^^;

  • ふぅ

    ふぅ

    2024/08/21 11:21:51

    こんにちは。スイートピー【ピンク】2位おめでとうございます♪

    タイトル「三途の川への門出」に一瞬ビビッと。
    うとうとさんにまで何かあったかと^^;もうお友達を失うのはこりごり…

    うとうとさんは動物より植物と思っていましたが、
    悲しい思い出をお持ちだったのですね。