コーヘイ

重賞展望

日記


夏競馬が終わって今週末からは秋競馬がスタート。中京に中山を加えての2場開催。台風の影響を受けた中京は勿論、中山も野芝オンリーのこの時期何故か時計の出方が年によってかなり違うからまずは馬場をしっかり見極めたい。重賞はセントウルS、京成杯AH、紫苑Sの3つ。

【セントウルS】本来は阪神内1200のレースやけど今年は中京1200での開催。京都改修の影響を受けた20~22年も中京1200やったけどこの時は開幕週やったのに対して今年は連続開催のAコース5週目。ロングラン開催でベースはかなり高速馬場やと思うけどこの土日で馬場の内がボロボロになって各馬内を空ける場面も多かったからね。コースの特徴としては内有利前有利になりやすい形態やし開幕週なら尚更なだけに傾向に反する馬場をどう読むかがポイントになりそう。あとは展開。ややハイで収まって末脚の要素も問われて千四~千六質の決め手も問われやすいコースやけど今年は快速馬のピューロマジックが出て来るからハイペース濃厚。内有利か外有利か、前有利か差し有利かしっかり読み解きたい。血統ではダンチヒやストームキャットらスピード型ノーザンダンサー系、スピード型ナスルーラ系あたりが良さそう。

ピューロマジックは現役屈指の快速馬で特にテンの速さは随一。53キロなら出遅れでもせん限り逃げる形には持ち込めるはず。懸念としてはこれも逃げてナンボのアサカラキングあたりに絡まれへんかどうかと馬場が荒れたことで内や前を通る利がない馬場になること。勝ち切ったのは全て平坦コースで急坂コースでは勝ち切れてへんことかな。ママコチャはここ2走は内有利なコースを外枠から終始外を回らされたことが敗因。裏を返せばGⅠ馬とはいっても不利な条件でも勝てるほど抜けてはないってことやろうけど、今のスプリント界にそんな抜けて強い馬もおらんからね。ここでは能力上位は間違いないし、ハイペースの千二でも勝ててるように基礎スピードや追走力もあるしスローの千四、千六でも勝ててるようにこのカテゴリーなら決め手もある方。このコースも悪くはないはず。あとは斤量57キロと目標は次な点をどう考えるかと馬場と枠が噛み合うかどうか。トウシンマカオはここ2走陣営からは「左回りが」みたいなコメントも出てるけど個人的には回り云々よりスペシャルウィークの肌らしく内枠が良くないと思うんよね。あとは短距離馬としては綺麗なストライドで走るから道悪や極端な荒れ馬場も良くないはず。条件を選ぶから成績はムラがあるけど能力的にはGⅠでも上位に来ておかしくない物はあると思う。時計は出るけど外を回すことが不利にならへん条件がベスト。今年はそういう馬場になる可能性はありそう。アサカラキングは逃げ馬が逃げられへんかった時の脆さを見せたのが前走。スタートが速くないだけに早めに前に入られる可能性がある内枠よりはジワッと加速しやすい外目の枠の方がやりやすいんちゃうかな。今回もピューロマジックがいてるから逃げるのは厳しい。強引に絡んで行くか番手でも良しとするか。テンハッピーローズは千四質の速い流れになった前走ヴィクトリアMは勝ったけど新馬戦以来の千二でハイペース濃厚やからまず間違いなく後方からのレースになる。ここを使うのもブリーダーズCのステップの意味合いが強そう。穴っぽいところではまずヨシノイースター。一時期は不安定やったスタートが改善して成績も安定してきた。前走も速い流れを先行したことや開幕週の馬場を考えれば好内容やし2走前もサトノレーヴには着差以上の完敗やったけど外目を回しての3着は悪くない。今回他の人気サイドが馬場や展開次第な面がある分こういうタイプがひょっこり3着くらいに来る可能性はありそう。あとは前走アイビスSDのレベルはともかく速い流れや馬群といった課題をクリアして充実してきたたモズメイメイ、9歳馬で上がり目はないやろうけど荒れ馬場は得意で内枠巧者のトゥラヴェスーラは内枠に入れば条件的には悪くなさそう。