ゲシュ崩ログ 484 子供が買わせるもの
子供が、
「なんでおかあさん~くるま乗らないの~」
って言うので、グサっときた。過去一グサっときた。車欲しい欲しい、でっかい車欲しい乗りたいとは、常々思っていたのだけど、後回しにしてきた結果、子供が
「なんで~~~?」
と、純心無邪気にグサっと刺さる言葉を突き付けて。
お母さんだって車乗りたいんだけど。乗るのが怖いとか情けない事言ってきたので。なんだかそんな情けなさが、子供のあどけない一言で、グサっとえぐられてしまいました。子供の一言が、人生で一番私に車を欲しがらせた。そりゃまぁ、ないよりあったほうがいいし、「なんで乗らないの?乗るのが普通のお母さんだよ?」という当たり前かつ、常識的、かつ子供の親への純粋な期待の言葉が、私をグサっとさせてくれました。車はまだいらないかな~~~とか言ってた私ですが、なんだか子供の
「なんで、乗らないの?」
っていう素朴なささやきがグサグサグサっと世界で一番車を買う気にさせてくれる殺し文句でした。車のセールストークは若い時からもいっぱい聞いていますけども。子供の「何で?」が一番ほんとに車を買う気にさせてくれました。
やっぱり車持ってて普通の常識的な大人ですからね。現代は。うだうだ子供が遊ぶようなサイトでこんな場所で日記ブログ書いてる無職のおばさんみたいなのは車持ってないんですよ。中古の軽自動車ですら。そういうヤバイ大人なのが、子供にバレ始めているのかもしれません。大人なんだから、普通に一般常識的に考えて、車の一台や二台くらい持ってないと、おかしいと思ってないといけないんだな、と、子供の、
「なんで車ないの?」
という子供の純粋な目からみた、普通の大人が持っているもの、という価値観を私は今あらためて、時代の常識を実感している次第でございました。車持ってるのに?他のお母さんは、なのになんで?みたいな、子供から諭される、常識にグサグサきていました。
なんだかんだで人の運転する車に乗らせていただいてきたのですが、子供が純粋無垢なひとみで、私に「車ないの?」っていうので、子供に心配かけないように、働いて大きい車に乗りたい、子供を乗せてあげたいから車欲しい。っていう気持ちがすごく大きいこのごろです。