芸人のやす子さんが、イケメンアイドルのＫＥＮ君の動画を見ていた。やす子さんの緊張でガチガチだけど楽しそうな姿に危なっかしいけど頼もしいという感じが、それを一生懸命ＫＥＮ君が「気を使わないでいいのよ」って緊張やわらげよう～やわらげよ～としてるあの絶妙な会社の飲み会みたいな感じの雰囲気が、興味深くて。動画みればみるほど、ken君もやす子さんもなんて気遣いの気苦労の多そうな人たちだろう。とおばさんは思っていました。どうやったら幸せになるんでしょう。そう考えたくなる。それがスター。っていう事なんでしょうか。気が付いたらお世話したくなってくる。スターの魅力おそるべし。でもそれだけやっぱり話す事にも色々苦労が滲んでいて、近頃はテレビだけじゃなくてネットでもスターを拝観できる凄い時代になりました。

やす子さんはＫＥＮ君というイケメンにも、「うは～イケメン好きっ」ってならない美人タイプな人だと思う。美心な人って、あまりにもイケメンが普通なのか？イケメンでも「イケメン様～」ってならない人種だと思う。私みたいなのがテレビ越しに「神々しいです感謝感謝です。幸せそうなお姿を見せてくださって感謝感激です」とか両手をあわせて拝んでいるのに、美人というのはイケメンって別に普通でしょ？という感じというか。イケメンがいても普通にコミニケーションしてる。その余裕というか。イケメンだからってひれ伏さないのね、というか。やっぱり美人はイケメン飽和状態なんだろうか。ブスはこんなにも万年イケメン飢餓なのに。しかもどうやら生涯永遠にイケメン飢餓が定まっているというのに。イケメン様～とお姿だけでも感謝しているブスとしては、美人な人の「イケメンだからなんだっていうのだ」というようなあの強い女性みたいなかっこいい女性みたいな姿に、なんだか憧れというか、これが美人か～と美人というやつの生態には、常々ブスはなんてうらやましい身分な人たちなんだろうと、若くて美人な人に、またしても嫉妬し始めている、そんなオバさんな私だった。

ちょっと気になるやす子さんの発言

　やす子さんはＫＥＮ君に対して、指紋が無いのが嫌だと言っていた。それがちょっと衝撃だった。それは確かに事実だけ見たらそうかもしれないですが、ＫＥＮ君は「本当の事だから言ってもいいよね。太ってるって」って言いだしはしない。なのに、やす子さんはまぁ平気で嫌だと思ったら嫌だと言えるんだよな～という所が、なんだかやっぱりお嬢様というか、お姫様な魂を持ってるのねという感じがあるというか。あんなに人柄がいい人がﾎﾟﾛっとこぼす発言だから、余計に心が傷ついたのかもしれない。人のいい性格がいい、すごく礼儀正しい、というキャラクターの人が、ポロっと凄惨な事を言う時、なんだかそのもともとの性格の良さ、品行方正さがある為に、そのギャップの強い分、発言にグサっとくるものがあるな～と、思いました。腰の低い芸人のやす子さんだからこそ、やす子さんが言う「それはよくないと思う」という言葉のパワーは凄いものがあるなぁと感じました。そもそも芸人というだけで、腰が低いというだけで、なんだか冗談でなんでも笑って過ごしそうなイメージがある女芸人さんですけれども、一応やっぱり不穏なものには不穏だと思って、嫌だと思ったら嫌だと感じているんだな～と、けっこう神経質で真面目なんだなと、ＫＥＮ君との会話で、やす子さんをなんでもＯＫな芸人みたいな目で見ていた私は、自分を改める機会となりました。芸人といえども、冗談でなんでも言っていいわけじゃないし、きっと人一倍色んな事を不安に感じたり嫌な事もあるんだろうな。そんな気配がして、女芸人さんという人生の苦悩が少し垣間見えた気がした。そんなやす子さんの動画を配信している、ＫＥＮ君のチャンネルだった。年下で若くて、芸能界もまだ入りたてだったら、やりたい放題言いたい放題なんて事は無いでしょうけども、そんな二十代の女性の姿に、なんだかとっても色々とやきもきさせられる。そんなおばさんでした。いっぱい頑張ってる人は、いっぱい幸せになって欲しい。そう思いますね。