メロディーズ

aiの新技術

日記

「策が看破されてしまった。」詩織はそう言うと機転を利かせて相手に取り入る事を考えていた。 墨攻、詩織は戦術を考えるプロだった。 今までの経験からすると攻めの強いこの策は、決め手だったから、今回の相手にも通用するはずだった。

2022年、メタバースの世界を作り出すのに長けていた詩織はこの決め手で相手を翻弄するはずだった。

しかし、強国の相手は新たな技術革新を発表した、人工知能である。 その技術はメタバースさえも作り出してしまう。 おまけに最新式の人工知能は詩織の国には無かった。

そこで戦場に出た詩織はまず寝返って、人工知能の技術を手に入れようとした。 そして知ったかぶりをしてあべこべに詩織のメタバース内で幻術の神を登場させて、人工知能の広告塔になっている。

その立ち回りが仲間から反感を買って、仲間の離反が相次いでいる。

一度、まずい立ち回りをしてしまったから、後から出す策のろれつが回らない。