数年前に作ったハロウィン用の部屋。

執事の姿でたたずんでみました。

ハロウィンはもともと、ケルトの年末と新年。サウィンともいう。

日本のお盆の風習にも似ていて、あの世に行ったご先祖様が帰ってくるのをお迎えする。

ご先祖様とごちそうを食べて、気持ちよく帰っていただく、みたいな。

でもその時に、関係のない魂とか悪いスピリットが家の中に入ってこないように、

お化けランタンを作って脅かした、というのが由来みたいです。

もともとは、かぼちゃではなく、カブでランタンが作られていました。

子どもたちが家々を回ってお菓子をねだるのは、この時期に訪問してくるのは、どこかの霊たちだと思われていたため。

悪さをしないように、バタークッキー（ソウルケーキ）を渡して帰っていただく、みたいな感じで、

食べ物がない貧しい人が、まぎれてもらいに来るのも、暗黙の了解みたいになっていたようです。

なお、ソウルケーキですが、

地方により作り方が違うのですが、ほぼバタークッキー。

ケーキというより、クッキーです。ショートブレッド風。

昔はバターは貴重品だったのですが、それをたっぷり使う。甘くするために干しブドウを入れます。当時の人には、ぜいたくなお菓子だったのではないかと思われます。