『光る君へ 第38回』やっと観終わりました。
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今夜の我が北海道日本ハムファイターズのレギュラーシーズン最終戦が雨天中止となってしまった!!やばい。移動日がズレてCS準備期間が無い!!ロッテが有利に・・・。
では「光る君へ 第37回」の考察記録です。
- ・ウイカ対まひろ戦、始まりましたあ。確か初期、紫式部と清少納言は史実的には接点は無しだったはず。(文面以外は)直接の舌戦はドラマっぽくていいな。
- ・ついに呪詛発覚。伊周乱心までいったが、まだ予告編に出てんのか―。兼家以来のヒール役が次週散る?しかし、それ以降の敵役候補は残り回、誰なんだ??既存キャストには浮かばないな・・・。
- ・彰子のセリフのトーン、長さが明らかに変えてきてるね。
- ・道長―頼通 会話で、その正当性の説明無く、頼通は納得。BGMが「パイプオルガン」に変わっている。まさしく「闇落ち」シーンのようにも見えるが。後継順位崩し真意の見せ場のはずじゃないのかあ??
・四納言完成。だが、ロバートの頼通の不合格は、のちのほころびの伏線?
・今後ラストに向かっては「頼通」対「頼宗」バトルが最後のイベントか?
・道長が頭抱えて「源氏物語」の文面を考えてるのかの意味がわかんない!!!そして元服を急かす???
・なぜ一条天皇は元服日程を撤回させるのか?裏の策士は誰か?
・「敦康のご在所の件」はさらに遠く引きはがす伏線?
・先週の義賊はそのまんまかーい!!
惟規が!!なぜ!!あーあ!!得意の疫病かあー。
かな?
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ユーミ
2024/10/13 16:02:36
惟規も多分次回で退場。
貴重なムードメーカーの癒し枠なので残念ですが、史実なので仕方ありません。
病気で亡くなるのですが、彼が亡くなった頃は特筆される様な疫病は流行していませんので、おそらく風邪を拗らせ肺炎を起こしたのではないか、と推測しています。
父為時が越後守(えちごのかみ)として赴任する事になり、また惟規自身が散位になった為、為時に少々遅れて越後に行ったのですが、季節は冬で行先は雪深い越後(現新潟)。
かなり厳しい旅程だったのかもしれません。
先に赴任した既に老境の父のために強行軍で進んだかもしれませんし。
結局越後到着後に倒れ、そのまま亡くなってしまうのですが…
死の床で辞世の歌を詠んだものの、最後の一文字を書くことが出来ずに力尽き、父の為時がおそらくこうだろう、と最後の文字を書き足した、というのは割と有名。
ユーミ
2024/10/13 15:52:16
為なのでノーカン。
ともあれ、道長が前代未聞の事を為そうとしている事は確かで、しかも成し遂げてしまうわけですが。
一条朝の四納言がようやく完成。
ですが、一条天皇ももうすぐ寿命なので、一条朝の~と言えるのは短い期間なんですよね。
頼通は実資から少々叱責を食らっていましたが、二人の関係は特段悪くなく頼通は相談相手として実資を頼っています。
頼通と頼宗の兄弟仲も悪くありません。
官位では頼宗が頼通を追い越す事は最後まで出来ませんが、頼宗は兄頼通を良く支えたらしいです。
頼通に反抗し、最終的には摂関政治の終焉を招く一因となるのは、頼宗の同母弟能信ですが、ドラマではまだ登場していないかも? 登場していてもまだ元服前の子供?
道長が「源氏物語」を読んで考え込んでいたのは、中宮彰子を慕って懐いている敦康親王の姿を見て、源氏物語の主人公光る君が母代わりだった筈の藤壺の中宮を慕いやがて不義の関係になった事を連想したからだと思います。
虚構と現実を一緒にしている、と道長を批判しているネット上の意見もありますが、個人的には彰子と敦康親王との親密さは道長に危惧を抱かせるに十分すぎるくらいだと思えました。
彰子の方は親王を子供としか見ていない様ですが、親王の方はねぇ…今は母の様に慕っているだけでも何が切欠でその思いに変化が生じるか分からない、そんな危うさがある様に見えましたので。
道長が焦って元服を急がせるのもやむを得ないかな、と。
一条天皇が元服日程を延期させたのは、彰子が第2子を解任したからですね。
あまり深読みはしませんでしたが、一条天皇としては可愛い敦康親王の加冠の儀(元服)には母代わりだった中宮彰子も内裏にいる方が良いと思ったからでは? 道長の思惑からは外れましたが。
敦康親王の御在所の件は、元服して成人した親王が中宮と同じ藤壺で暮らす事は出来ませんので、後宮である七殿五舎のうちの空いている御殿を親王の新たな居所にする、ということの筈。
前回登場の双寿丸(追儺をやっていた人で義賊ではないです)は、賢子と知り合うことになるらしいので今後のキーマンとなるかもしれません(ならないかもしれませんが)。
賢子を市井でのトラブルからたすけてくれるらしいです。
ユーミ
2024/10/13 14:56:44
こんにちは^^
清少納言ことききょうさん、流石は平安を代表する女流文学者の一人、ということで「源氏物語」自体を貶す事はせず結構絶賛でした。「まことに根がお暗い」とディスってはいますが作品自体は認めてましたね。認めた上で、定子様の輝きを残すために書いた「枕草子」を、帝の心からも宮中の人々の心からも消し去ってしまったことは恨んでいる、とド直球でぶつけてきましたが。
物語と随筆(エッセイ)ですので、人の心を掴む力は物語の方が強いと思いますので仕方がない事だろう、と思ってしまいますけどね。
伊周は次回で退場ですね。
実際の伊周は、父親と同じく糖尿病(なりやすい体質が遺伝したのかも?)で亡くなったと言われていますが、ドラマでは呪詛が返ったとしか思えない状態ですね。
発覚した呪詛自体は、前回チラっと登場した高階光子(伊周の亡母高階貴子の妹で敦康親王の乳母)と伊周の妻(ドラマでは源幾子)の兄源方理(みなもとのかたまさ)が僧(法師陰陽師)円能に厭符を依頼したもので、一応史実で、彼らは官位を剥奪されています。
本来は死罪相当の呪詛で罪一等を免じられたのは、身分がある者を殺して祟られる事を怖れたから、と考えられますが(庶民はあっさり殺されますので)、翌年にはあっさりと剥奪された官位が戻されていますので、呪詛自体が本当にあった事なのか、と疑う意見は少なくありません。
ちなみにドラマの伊周は呪詛の首謀者ですが、実際は身内が起こした呪詛事件に連座して朝参を停止されただけで、それも早々に解除されています。
ドラマの伊周は完全にイっちゃってますけどね。
道長が頼通に「敦成親王を東宮に~」と伝えているシーンは、父兼家が息子たちを前に「帝を引きずり下ろし奉る」と宣言したシーンに重なるものに見えました。
ただ、個人的には似て非なるもの、と思っています。
根底にあるものが違ってますのでね。
兼家の場合は「家の繁栄」が根底にあり、道長の場合は「民の為の政治を行う為に揺ぎ無い力を求める」が根底にあります。
手段はどちらも、自身の孫を至尊の地位に就ける事ですし、皇后(定子)所生の第一皇子が既にいる以上、道長の望みのほうがより困難なものではあります。
皇后所生の第一皇子が東宮になれなかった例は、後にも先にも敦康親王だけなんですよね。後に白河天皇の第一皇子敦文親王が東宮になれませんでしたが、これは夭折した