コーデ記録~万聖節の紅の貴婦人
今月のイベント特典の「ローズドレス」を使用したコーデ。
テーマは「赤と薔薇」。
映画『血とバラ』のファンなもので。
なので「女吸血鬼」でございます。
えー、『血とバラ』はかなり古い映画になります。
今調べたら1960年の映画。
深夜帯で放送されてたのを布団にくるまって視ていた記憶がw
当時、めっちゃ怖がりだったんでw
監督はロジェ・ヴァディム。
原作はレ・ファニュの『吸血鬼カーミラ』。
うん、女吸血鬼ものなんだ。
そしてほぼモノクロなのに、流血だけが赤く表現されていて、
画像としてもとても美しい。
美しくないのはヒロインの婚約者くらいだが、
これは女吸血鬼がヒロインに執着する百合ものなんで、
どーでもいいと言えばどーでもいい。
古いおフランスな映画なので
ちょっと叙情に走っていてかったるいところもあるけれど。
耽美を楽しむにはよい映画です。
原作の小説はそう美しくないんだよなー。
レ・ファニュの作品そのものは美しいのだけれど、
ことこの『カーミラ』において、
カーミラがヒロインに向ける執着が、
男の欲情そのもので、ちと萎えるというか。
ヴィクトリア時代のミステリーを書いている
サラ・ウォーターズにリメイクしてもらいたいなあ、
というのが私の願望です。
このひと、本物のレズビアンで、作中でもメインで出てきたりする。
だからこそ、美しくもエロティシズム溢れる作品にしてくれそうだと
思うんだけれど。
個人的に、この『カーミラ』を翻案して
うちの人形の画像で綴りたいと野望があったのですが、
背景画像と衣装が大変すぎて
脳内でのみの上映となっております。
キャストはうちのメインお嬢がカーミラ、
妹分がヒロイン。
野郎? いらんわw
正直、野郎の衣装縫うの楽しくないんで。
翻案なので、ドレスでなく打掛を想定。
ドレスでもいいんだけど、誰が縫うんだって話で。
着物ならまだなんとかなる。
天守閣、打掛の妖女。
あれ? 泉鏡花の『天守物語』かな?
和洋折衷の衣装と舞台でもいいなあ。
脳内ならなんとでもなるんだがw