【みやこS】京都ダート１８００は序盤の角度のきつい１～２コーナー部分で緩んでその後はダラッとしたペースになりやすいコース。ハイペースにはなりにくいから基本は前有利やけど上級条件になると序盤や中盤もそれなりに厳しいペースになって差しが決まることも。とは言ってもダートの重賞級ともなると多くの馬が先行力やハイペース耐性も兼ね備えてるからね。差し有利というよりはダートとしては差し馬でも好走出来るってイメージって感じかな。同じ週にJBCがあるからか前走が重賞以外での好走も目立つレースやけど今年はなかなかの好メンバーが揃った印象。流石に重賞組以外は厳しいかもしれんね。血統ではエーピーインディ、スピード型ノーザンダンサー系の血が目立つ。

オメガギネスは前走シリウスSを斤量５９キロで２着やから強いように見えるけど内有利の中京＋前有利のゆったりした流れを番手で競馬できたことや勝ったのが５９．５キロを背負ってた上に近走不振やったハギノアレグリアスやったことをどう考えるかやね。２走前も着差の割には時計はそこまででもなかったしね。弱くはないけど少なくともこのメンバーで１番人気でも本命を打ちたいほどではないかな。脚抜きの良い馬場なら評価を上げる感じで。ミトノオーは気分良く単騎で行けるかが重要なタイプで格上のドゥラエレーデにピッタリ張り付かれた前走エルムSはあっさり交わされた。今回もそのドゥラエレーデを筆頭に前に行きそうな馬が前走以上に多い。楽はさせてもらえそうにない。サンライズジパングは唯一の３歳馬。ダート重賞はどうしてもクラスの壁や年齢の壁を感じることが多いけど今年の３歳世代はダートもなかなかのハイレベルっぽいしこの馬は芝のレースも含めて世代トップクラスの馬とずっと走ってきてるからなぁ。能力や経験が不足してるってことはなさそう。ただ目標やったと思われるジャパンダートクラシック後１か月足らずで出来がどうかは気になるところ。ドゥラエレーデは前走札幌記念は久々の芝が原因かどうかはわからんけどスタートで躓いたのが全て。ダートでは崩れたのは距離不足＋ハイペース先行のフェブラリーSだけで中距離なら中央・地方・海外とコース問わず安定して走れてるように能力は高い。ただ斬れる脚がないから勝ち切れへんのが難点でそういう意味では今回それなりにペースが流れそうなのは良いのでは。穴っぽいところではまずハピ。前走シリウスSは内有利な中京の外枠で立ち回りの上手さが活かせへんかった。内目の枠を引ければ。あとはこれも前走シリウスS組からロコポルティ。スタートは悪くなかったのに何故か控えて中団後方からの競馬。展開不利に加えて直線で窮屈になる場面も。最後にプロミストウォリア。前走エルムSは１年以上の休み明けに加えて大外枠で本来のハナを切る競馬が出来てへんかった。能力の元値自体はここでは最上位クラスでしっかり出し切れるなら。