ハニーミルクの日常(ティータイム)。

ハニーミルク

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コーヒーが冷めないうちに

小説/詩


川口俊和さんが贈る、「コーヒーが冷めないうちに」。

アマプラで、映画も久しぶり見ました。
原作と、所々違うとこもありますが、キャストさんにも満足で⋯登場人物とマッチしていて見やすかったです。

昨日は雨が酷かったので、家でゆっくり過ごしました。

なんで今、この話をしたかと言うと⋯

コーヒーが冷めないうちにのシリーズの新刊が、最近出ました。

「愛しさに気づかぬうちに」。

この間から読み始めても、全然大丈夫ですが色々繋がっているのでシリーズを読んだらより楽しめると思います。そういう発見もすると、より楽しい( ̄ー ̄)b

とある喫茶店の、とある席に座って時田家の女性が淹れるコーヒーを飲めば好きな時間帯に行くことができる⋯

ただし、面倒なルールがいくつか。

・誰かに会いたい場合は、その相手がこの喫茶店に訪れたことがないと会えない。
・過去に戻ってどんな努力をしても、起きたことを変えることはできない。
・そのための席には先客がいて(白いワンピースを着た女性の幽霊)、一日のうちに一回だけお手洗いで席を離れるので、その隙に座る。
・時間を移動した際、席から立ってしまうと強制的に時間を移動する前の今に戻されてしまうので、席を離れるのは厳禁。
・移動した時間にいられるのは、コーヒーがカップに注がれてからコーヒーが冷めてしまう前まで。
・コーヒーを冷めきる前に飲み干せなかったら、今度は自身が幽霊となってその席に座り続けることになる。

ざっくりとこんな感じのルールがあって、そこまでして移動したい時間があるかというとまだ私にはないですね。未来にも行くことはできるけど、誰かに会いたい場合そのあいてが移動した時間にいるかどうかわからない。過去なら狙って行くことはできるけど⋯

それでも、時間を移動する人たちの物語。シチュエーションから、新刊の1話は特に自然と涙が出てしまいました。
おすすめ度は、どの刊にしても総合的に★4.5くらい。
起きたことは変わらなくても⋯移動した人たちももちろん、読んだあなたの心も変わるかもという作品です。