重賞展望
大山のFA問題、3割も30本も100打点もクリアしたことがない選手に年4億の価値があるかと言われたらNO。ただ毎年ドラフトの時に書いてるように阪神はファームで一・三塁を別ポジションの選手に守らせてるように選手層が薄いというかそもそも若手では不在で、仮に大山に出て行かれたら当たるかどうかもわからんような外国人ガチャに期待せなあかんのが現実。これじゃ契約で足元見られるしハッキリ言って危機管理が全くなってへん。だから一・三塁の選手も指名せえよって言うとんねん。
【武蔵野S】ダート重賞は数が少ないしJBCは枠が限られるということで千四以下を使われてきた馬も多数出て来るからハイペースで差しが決まるのが基本形。過去5年を振り返っても異例の後傾ラップになった22年こそ前が2頭残ったけどそれ以外の4年はテンの3Fが34秒5前後で中間の2Fが24秒前後、上がり3Fが36秒5前後と概ね似たようなラップ構成になってる。あとはこのコースの時は毎回書いてるけど1600という距離自体JRAでは唯一やし芝スタート、ワンターンで直線の長いコースとダートとしては完全に特殊条件。特殊条件と言えばリピーター。特に上級条件の同コース実績馬は押さえておきたい。血統ではストームキャットやヴァイスリージェントらスピード型ノーザンダンサー系、エーピーインディらボールドルーラー系あたりが目立つ。
エンペラーワケアはここ2走59キロを背負っても強い競馬が出来てるように能力自体はここでは最上位の1頭。ただそれは千四での話で千六は芝の新馬戦以来でダートでは初。ハイペースの千四でも前に行けるスピードがあるし結構掛かる面もあるからね。少なくとも距離延長がプラスになるようなレースぶりではないんかなと。コスタノヴァはここ2走短めの距離を使われたけど3戦3勝のこの舞台に戻るのはプラス。あとは勝ち時計が遅い時ほど後続との差が大きいあたり冬場より時計の出やすいこの時期の馬場にフィットするかどうかとルメール騎手が乗ることで必要以上に人気になりそうな点を考慮して印を打ちたい。タマモロックはこの条件を狙って使われてるようにベスト条件やと見て良さそう。脚抜きの良いダートも得意やし永野騎手からムーア騎手への乗り替わりも大幅プラス。ペイシャエスは一昨年のユニコーンS勝ち馬やけどその時以来の東京ダート1600。基礎スピード面を問われて良いタイプやし適性は勿論あるけど実際そこからずっと長めの距離を使われてたことで追走面にどう影響が出るかかな。あとはコース実績のあるビヨンドザファザー、ショウナンライシン、ぺリエールあたりを挙げときます。