因幡の黒兎さんの日記 | ニコッとタウン

今、フィギュアスケートのNHK杯がやっています。

やはり良いわ。

民放の極度に偏った偏向放送と違って、淡々と全選手の滑りを放映する。

CMが入らない。

アナウンサーがうるさくない。

他の大会に比べて採点が辛く、しかも後に開催されるので、

前半でGP出場を決めた選手は出てこないところが玉に瑕。

NHK杯に出てくる選手が下手とかではないけど、

強い選手が押し掛けるって感じでもない。

勿論日本人選手は有力選手がそろいますけどね。

今、日本のフィギュアスケートは新たな黎明期にいると思っています。

男子、女子、ペア、アイスダンス。すべてに原石や輝き始めた宝石がいる。

勿論ベテラン勢も沢山いますが、一時に比べると層が薄い。

群雄割拠とは言いにくい状態ですが、確実に光が見え始めている。

ただし、本当に世界に燦然と輝く宝石はジュニア時代から輝き、

あっという間にシニアに上がることが多いので・・・。

今、それっぽい人は２～３名くらい見えていますがどうなるか。

そして、だからと言って、そうじゃない選手がダメかというとそれも違う。

全員で層を厚くし、鎬を削ることが高みへ行けるかと。

女子で一時席巻した某選手、もうすっかり見なくなってしまいました。

年齢的にはまだ大丈夫なのですが、

オリンピック２回分の期間出場していないとなると、

もう厳しいのかな・・・・。

本人はまだ引退していないと思うので、最後のワンチャンで輝く例もありますが、

それはなかなか無いケース。

良い選手だと思ったのですが怪我から何があったのか、後遺症でも出たのか。

さっぱりわからないまま、氷上の闇に消えたままです。

でも、さすがにこれだけ不在となると、

その間の世界の技術の伸び具合を観ても辛いな。

しかし、坂本さんはすごい。

個人的には遅咲きというか、件の彼女がいる間は二番手でしたが、

彼女の故障で押し出された後は独自の世界、技術を磨き、高みを目指し実現した。

彼女がいてももしかしたら抜いていたかもしれないし、

そもそも２人は戦うスタイルが全く違う。

たまたま彼女やロシアが出てこなくなり前に出やすくなったけど、

決して漁夫の利に甘んじることなく、彼女の努力で未知の世界を開拓している。

しかも怪我をしにくい強い体。これが最強の武器。

男子は今やイリアとアダムの時代。

バックフリップに対する批判はいまだ根強いですし、

私も選手が怪我をするなら反対ですし、

怪我をしたら自己責任と切り捨てたくもありません。

イリアもアダムも全力応援で、怪我したって責める気は一切ありません。

だけど、二人は今や完全なる宝石なので怪我をしてほしくない、

できるだけ長く続けてほしい、そう思っています。

日本でならやはり鍵山君かと。彼はまさに燦然と輝く宝石の原石。

今、イリアとアダムがいますが、確実に対抗馬となっていると思います。

羽生さんは規格外ですし、私は彼を神とすら思っていますが、

鍵山君はそれとは違うけど、素晴らしい選手の一人だと思っています。

羽生さんは国宝というか、世界の宝と、私は勝手に思っているので、

不可侵領域の神ですから。

ペアもりくりゅうに続く世代がようやく見えてきて、少しうれしく思っています。

本当はアイスダンスもだけど、国内でも数組出てほしい。

今は国内では出場すれば表彰台みたいな状態で、

なかなかレベルの底上げや層を厚くすることができない。

日本ではなかなか放送されませんが、

世界トップクラスのペア（りくりゅうは観れるけど）やアイスダンスは呆然としますよ。

小松原ペアやカナダイペアのアイスダンスも上手いですが、

大会で観ていると、彼らの上には２グループほどの上位陣が存在し、

確実にレベルが違います。

いつか、大会の全部の演技をすべてテレビで見られるようになればな。

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