忘れられない先生
10年くらいご指導をいただいた生け花の先生。
お稽古ごとの先生って学校の先生とはちがいますので
好き嫌いをはっきり出す大人の女性でした。
花嫁修業というよりは
きれいなものをこの手で組み上げていくことがおもしろくて
仕事帰りに休まず通っていました。
お稽古ごとは日本文化に関するものをやると
何かにつけ多方面に関連性があることを知り勉強になりました。
世の中の大人だったら常識であることも
物を知らなかった私は先生からいろんなことを教わりました。
花の名前はもちろん花に関わる歴史やお祭りや習慣など。
例えば9月9日は重陽の節句で菊の花びらを浮かべたお酒を飲んで長寿を願うとかそういうことなど。
そして成人女性としての言動も。
茶道は本格的に習っていませんがおおまかなことは教えてくださったし
着物を着る機会も作ってくれました。
わかりやすく書きますと「田舎者の知性のかけらもない貧乏人でかわいそうだから教えてあげる」
という空気を感じていたのですが
プライドをズタボロにされても若かったので気にならない
( ´∀` )
すごいね鋼の心臓だね( ´∀` )
きっとそのころは仕事や交友関係などもっと大変なことがあったんで
「そうなんだ へへへ」くらいでしたね。
そして生徒さんもいろんな人がいて
これもまた日記にいろいろ書けそうですがまたの機会に。
若い私にたくさんの勉強をさせてくださった生け花の先生に感謝しています。