FER-12
小説の続き書きます。
前回のが10かと思っていたら、一個ずれてて11でしたね。
9が2個あったので訂正しときました。
綿の国の王と中の国の王子は、薔薇の国の軍の前に進み出ました。
王は跪いて言いました。
「私の民を傷つけないで欲しい。私ができることなら何でもしよう」
続いて王子が、地面に這い蹲って言いました。
「私の部下の命をお救いください。その為なら、私の首も喜んで差し出します」
「貴国の民には手出しはしませぬ。また、貴殿方には我が国の人質となっていただくべく、我が国に身柄をお運び申します。お命がどうなるかは、和平交渉次第。最終的には陛下のお決めになることです」
薔薇の国の将軍が答えます。この人物は、二の姫の剣の師でもあり、薔薇の国最強の武人でもあります。
「部下達はどうなりますか」
「共に運ぶことになりましょうな」
「愚かな指揮官に従っただけの者達です。どうか酷い扱いはなさらないでいただきたく、お願い申し上げます」
「その扱いがどうなるかは、貴殿の態度如何ですな。このまま大人しく我が国の人質となっていただければ、部下の兵士達も、悪い様には致しませぬ」
「彼等は先程からピクリともしていません。もしや既に…と言うことは」
「輸送の邪魔にならない様、眠らせてあるだけです。砦を落として、急ぎこちらに向かう必要がありましたので」
まさか綿の国の民に、眠り薬入りの酒を差し入れさせたとも言う訳に行かない将軍は、そう答えました。尚も心配そうな王子に
「では彼等が目覚めたら、無事が分かる手紙なりと、貴殿の元に届けさせよう。部下の筆跡は分かろうな」
将軍の傍の細身の従士が言いました。長い黒髪、赤い瞳…二の姫です。
「貴女は…。ご配慮、痛み入ります」
石の国の王子は頭を下げました。
「我が国まで長い道中、話し相手が要るだろう。貴殿の馬車に私も同乗しよう」
「姫様!」
「良いではないか。それとも丸腰で手枷をはめられた者に、私が危害を加えられるとでも思うのか。この御仁、なかなか面白そうだ」
「う…では、見張りの騎士も同乗させるならば」
「必要ないと言うに。師匠も心配性だなあ」
「私は陛下から、戦場における姫様の身の安全を一任されているのです。私の目の届かないところで敵国の王子と二人きりになるなど、許可する訳にはいきません。お聞き入れられないとなれば、命令不服従で軍法会議にかけますぞ」
「はいはい、分かりましたー、将軍閣下!」
「ハイは短く一回!」
「ハイ!さ、王子、こちらの馬車へ」
「まだ見張りが乗り込んでおりませぬぞ」
「ここに居ります父上」
「ゲ、やっぱり」
「ゲとはなんだ、兄弟子に向かって」
将軍によく似た、精悍な顔立ちの騎士が馬車に乗り込みます。二の姫より幾つか年長の、将軍の長男です。二人は一緒に将軍に剣の指南を受けています。これからどんな珍道中が繰り広げられることやら。
そんなことで、中の国の王子は、薔薇の国の人質となることになりました。石の国の王子が北の塔に入れられている様に、中の国の王子は、東の塔に収容される見込みです。薔薇の国の宰相に、見事釣り上げられた中の国の王子。いったいどう料理されるのでしょうか。
続く
あれ?中の国の王子の運命、いっこも前に進んでいなくない??
まあいっか。
これから進みます…多分。
珍道中を、書くか書かないか、書くとしたらどこに入れるか、全然未定。
兄弟子同乗、さっき思いついたばっかりだからなあ。
末っ子姫ちゃんとドM捕虜たちの話も描かなきゃだし、まだまだ終わる気がしない…。
そして今週は週休1日だ。
週休二日の国に移住したーーーい。
(↑いや、日本はとっくに週休二日です、念のため)
このコーデ、小説には全く関係ないけど、ホイップ袋がうまい具合に隠れていいね。
虫集めのせいで、タウンイベをうっかり忘れそうで危ないもふもふでした。
せんちゃん
2024/12/02 08:12:41
小説、きっちりPCに保存してあるわたしにぬかりはないのだ(^^)v
ホイップ袋、言われないと全く気付かなかったよ!!
もふもふ0304
2024/12/02 07:38:02
> 浦島の亀さん
カテゴリー分け、気にしたことなかったな。
時間がある時に再投稿して見るか。
浦島の亀
2024/12/02 05:30:43
わーーーい、続きだッ!(´∀`)
って読みに来たら……うぬぬぬ?
何の話だっけ?ってなっちゃった(≧▽≦)
遡って、あー、9の続きなのね、と思い出したよ。
これさ、カテゴリを「小説」にまとめてくれたら、前のを探しやすくていいかも?
こういうのってさ、そのうちファンが登場人物一覧とか、世界地図とか作っちゃうんだよね(≧▽≦)
そろそろそういうの欲しくなってくるよねえ(´∀`)
そうそう、虫集めに忙しくて、タウンイベント忘れそうになるよね~。
まああと数日だし、何とか乗り切るしかない!(`∀´)