重賞展望
【中日新聞杯】中京2000は坂スタート。前半はほぼ上りで1~2コーナーの角度もきついから基本はスローで流れて下りが始まる残り5F手前からのロンスパ戦になりやすい傾向。ペースアップが早かったりハイペースになると差しも決まりやすいけどペースアップが遅い瞬発力寄りのレースになると前有利になることが多い印象。前走非重賞組が毎年のように好走してるのは前週にチャレンジCがあってメンバーが割れるからかな。血統ではダンチヒ、ロベルト、キングマンボ、トニービンあたりが目立つ。
シランケドが1番人気想定ってホンマにそんなんなるかな?古馬の重賞級と走った経験はないしこれまでのパフォーマンスも正直ここで1番人気に推されるほどとまでは思えへんけど。ほぼ全てのレースで逃げか番手、或いは後方外回ししかやってへんから多頭数+相手強化でまともに揉まれる競馬になってどうかも不安。ロードデルレイは前走3着には3馬身つけたけど勝ったデシエルトには3馬身半差の完敗。この時はデシエルトより0.5キロ重かった斤量が今回は逆。休み明けを一叩きされて逆転があるかどうかってとこかな。斬れるというよりは長く脚を使うタイプやしコース替わりは悪くないけど今回もこっちの方が人気になるんかぁという感じやね。重賞を勝つ力はあると思うけどちょっと人気先行の感は否めへんかな。コスモキュランダは前走の菊花賞は流石に距離が長すぎたかなと。中距離に戻るのは良いけどスタートが遅いから後ろからにはなるやろうし斬れる脚はないから上がりが速すぎても厳しい。デシエルトあたりに速めの流れで引っ張ってほしいとこやね。初の58キロも気になる。そのデシエルトは2年半ぶりの芝を使われた前走のアンドロメダSは2着ロードデルレイに3馬身半差、3着は1秒以上突き放す完勝で馬場を考えると時計も重賞級。エアグルーヴの牝系らしく気性の難しさはあるけど大箱に替わること自体は問題なさそう。ただ重賞勝ってへんのに斤量58キロは結構見込まれたなと。キングズパレスは前走の秋天は流石に相手が強すぎたけど右回りやとモタれ癖が強く出るから左回りの2000はベスト条件。ただ好走してきたローカル重賞よりは相手も強いし、良くも悪くも相手なりって感じやからね。勝ち切るというよりはそこそこ善戦ってイメージ。穴っぽいところではまずマテンロウレオ。斤量58.5キロと背負わされるけど戦ってきた相手を考えればここでの能力上位は間違いないし、2年前のこのレース2着、3歳時にきさらぎ賞1着とコース適性も充分。内目の枠が欲しい。あとはジェイパームス。前走富士Sは去勢明けに加え距離不足で度外視。半兄は2年前の勝ち馬キラーアビリティやから条件的にも合うはず。